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45〜54歳の女性が続々転職? 成功者に学ぶキャリアチェンジの際の「見た目」

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キャリアチェンジを考える40代以降の女性の「見た目」と「キャリア」の相関関係を考えます。

40代女性のキャリアチェンジに変化

転職「40歳の壁」と言われていますが、実は転職者の4割以上が40代以上。特に女性は結婚、出産、育児というライフステージを経て、40代でキャリアチェンジを考える人が多いのです。

【写真】キャリア女性の成功法則「見た目」はいちばん再現性が高い

実際、女性の転職者数の推移を見ると下記のグラフのようになります。2017年と2023年の年代別の転職者数を表したものです。注目すべきは45〜54歳の転職者数。7年前の2017年の31万人から2023年の37万人と実に6万人も増加しています。

40代までに仕事の経験を積み、管理職の経験も経てキャリアを積み重ね、最後のキャリアチェンジに挑戦する人が多いのです。また子供の手が離れて第二の人生をデザインするタイミングともいえます。

総務省統計局2023年度(長期時系列表10 (3)年齢階級(10歳階級)別転職者数及び転職者比率 - 全国)より作成

成功者に学ぶのが手っ取り早い

キャリアチェンジを意外な視点で見てみたいと思います。それは「見た目」です。「見た目」がどう転職の成功率に影響するのかと思われるかもしれませんが、成功者に学ぶことでその理由がわかります。

イメージコンサルタントの一色由美子氏の『ニューヨーク・ミリオネアの教え 見た目にお金を使う人ほど幸せになる』から考察していきたいと思います。ニューヨークでイメージコンサルタントをしていた一色氏は、いわゆるミリオネアと言われる「成功者の共通点」について詳しく述べています。

『ニューヨーク・ミリオネアの教え 幸せをつかむ人ほど「見た目」にお金を使う』一色由美子

人は簡単には変われないからイメージを変える

今では周知のこととなりましたが、人の印象は

話す内容:7%
話し方:38%
外見:55%

で決まるといわれており、非言語コミュニケーションに基づいた理論です。しかもたった30秒でファーストインプレッションが固定化されるのす。これが「見た目が9割」といわれる所以です。

しかしここまではよくある話ですが、本題は「お金の使い方」です。見た目が大事なのはわかっている。問題は「どうやって見た目を変えるのか?」という話ですが、一色氏によると成功者は見た目に「お金を使う」というのです。

さすがアメリカ、発想が合理的。性格やスキル、キャリアを一朝一夕で変えることはできませんが、「見た目」なら手っ取り早く変えられるかもしれません。

1.美容院では3000円プラスで30,000円分の仕上がり

日本のクライアントが美容院に行く際にはトップスタイリストを紹介する、という一色氏。費用はかかるが、いつも行っているそこそこのお店でなんとなく気に入らない髪型のまま3ヶ月を過ごすことを考えると、いつもの値段に3,000円プラスすれば、スタイリスト同士で切磋琢磨しているトップスタイリストにお願いするのは、決して高くないと言います。

またトップスタイリストは仕上がりが全てのため、3,000円の指名料に対して何倍も成果を出そうとします。

3,000円ケチって額面通りの仕上がりか、3,000円プラスして30,000円の仕上がりか。成功者は合理的な判断で「見た目」を手にいれると言うのです。

2.キャリアの世界基準は「美しい歯」

アメリカでは出世の基準に「美しい歯」という項目があるそうです。日本でもコロナ禍に歯列矯正をした人が激増したいいます。

日本では「芸能人は歯が命」ですが、アメリカでは「成功者は歯が命」なのです。アメリカでは「歯並びが悪い」「歯が黄色い」ことはリーダーの器ではないとみなされる傾向があると一色氏は言います。

高い化粧品を買うなら、たとえ虫歯がなくても数ヶ月に一度は歯医者でクリーニングをし、必要ならホワイトニングをすべきと言います。どんなに歯磨きをしてもコーヒー、紅茶、ワインのポリフェノール、タンニン、カテキンは色素が歯に沈着してしまうので専門医にケアしてもらうことが大事です。

3.1時間5万円。エステよりメンタルヘルス

ニューヨーカーは人から何を言われても基本的には気にしないと、一色氏は言います。ビジネスに関しては生馬の目を抜く厳しさだから当然といえば当然かもしれません。だからこそニューヨークでは「最高の弁護士と最高の精神科医を抱えないと成功できない」とされているのです。

マンハッタンの一般的な精神科医のカウンセリングは1時間300〜500ドル。つまり1時間50,000円程度となり消して少ないない出費ですが、カウンセリングは仕事と自分への投資というわけです。

40代の女性がキャリアチェンジを願うなら、「見た目にお金を使う」ことは有効な戦略といえるのではないでしょうか。年齢を重ねることで、体型や肌に変化が起こるのは自然の摂理。だからこそ若い時より身だしなみを整えることは自分のキャリアを正しくアピールする手段になるのではないでしょうか。

もちろん語学習得することも大事な投資ですが、見た目を変えるだけで、有能に見える、好感を持たれるのではれば、これほど手っ取り早くて安い投資はない、ということですね。

『ニューヨーク・ミリオネアの教え 幸せをつかむ人ほど「見た目」にお金を使う』

一色由美子

ニューヨーク・ミリオネアのイメージコンサルタントをしてきたイメージコンサルタントによる、成功者のお金の使い方。ファッション、お金、マインドに関するミリオネアの考えをわかりやすく解説している。

この記事を書いた人

長谷川恵子
長谷川恵子編集長
猫と食べることが大好き。将来は猫カフェを作りたい(本気)。書籍編集者歴が長い。強み:思い付きで行動できる。勝手に人のプロデュースをしたり、コンサルティングをする癖がある。弱み:数字に弱い。おおざっぱなので細かい作業が苦手。

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