経験を仕事仕事を通した気づきは「向いていることや得意なことを磨いていたら、好きなことが光り出す」（照明デザイナー／魚森理恵さん）

結局、別業種のマニアックな方向性に頭から突っ込んでいたと思います。

運転免許をとったのが遅かったので、学生のうちに取ればよかったと思いました。

英語と一般教養。

英語は仕事で使います。また、舞台や美術など芸術表現はあらゆる題材を扱いうるので、無駄になる知識はないため、広い意味で一般教養としています。

高校生くらいからあまり変わっていません。

人間関係が充実した高校生の頃から地続きで、いつの間にか一貫しているから、歳をとって振り返ったら一貫性があった、ということだと思います。

こちらも、高校生くらいからあまり変わっていません。

日々変化する問いに応答し続け、アップデートし続けること。

権力勾配を利用して人を威圧することで仕事を動かす人がいる場には、行かなきゃよかったなと思います。

就職氷河期も要因のひとつでしたが、結局この方法でしか生きられなかったんだと思います。

日々工夫中ですが、夫と娘のおかげでバランスを取らせてもらっていて、日々感謝しています。

自分が培ってきた知見と技術が作品に活かせたときです。

この仕事、私じゃないほうが良いんじゃないかな、と思ったときは辛かったです。もっと合っている人を紹介してあげられたら良かったと思います。

様々な場で出会った人と交わした言葉が支えなので、切り取れるところがないのですが、「ヘンテコな形に結晶した自分を磨いていこう」と思える言葉を沢山もらいました。

無駄になる知識はないから、何でも勉強して引き出しに入れといたらいい。

自分の研究しているプロジェクトを進めること。ハラスメント相談員の資格を取ること。

まとまった文を書くこと。

家族と仲間。

家族と仲間。

自分の直感と違和感を軽視しないこと。クリエイションに関わるチームの皆の仕事が上手くいく最良の方法を考え続けること。

好きなことと得意なことは同じじゃなくて良いと思います。私は同じではないです。向いていることや得意なことを磨いていたら、好きなことが光り出す日がくると思います。

私は「みる」ことが好きなので、光を使って表現を明示したり暗示して「みせる」ことでものづくりをするのは、多分向いているんだと思います。そう考えると、子どものころからずっと光っていたと思います。

座右の銘はまだ無いですが、父が終活の折、自らの戒名を「照隅」としました。「一隅を照らす／自分のいる場所で最前を尽くし希望を灯す」との意で、家族を愛した父らしくて超かっこいいなあ！と思いました。