好きを仕事実践してわかったことは「行動を止めずに試行錯誤を続けることが突破口」(東京都職員+シンガーソングライター/磯部健太さん)
多様な働き方のリアルを聞きました!自分らしい働き方や生き方のために何をしたかを棚卸しすることでわかることとは? 本業は公務員、複業としてシンガーソングライター「誰か私に名前を。」(活動名)で活動する磯部健太さんに聞きました。
プロフィール
公務員/シンガーソングライター、ボイストレーナー磯部健太/活動名「誰か私に名前を。」
Do 仕事のために何をしましたか?
自分磨きのためにしていることは?
マーケティングやコピーライティング、セールス、ブランディングなど、自分の興味がある分野に関する学習を隙間時間でひたすらに行い、活動の中で実践しています。
「あれがチャンスだった!」という転機は?
音楽活動用の名刺を作って、毎日配り回りました。その結果、ラジオ出演や新聞掲載などのお話をいただきそれをお受けできたことが、活動を活発化する大きなきっかけになりました。
「チャンスを逃した!」と後悔することは?
ないです。
「やらなきゃよかった!」と思うことは?
ないです。活動の中では沢山の企画を打ち出してきましたが、上手くいかないことの方が多いです。それを失敗と捉えず、次の企画への戦略に組み込むようにしています。
成長に欠かせなかった経験は?
期限が短い中での作品制作。2週間でオリジナル楽曲を完成させなければ行けない状況があって、限界まで時間を効率化して必死に作り上げたことが大きな成長に繋がりました。
失敗談を教えてください。
どこの過程で、何が原因で上手くいかなかったかを分析し、次の企画に活かします。
自分の仕事だから苦しいことは?
ゼロイチで生み出すことの難しさは、クリエイションならではだと思います。ゼロから完成までの期間も膨大な作業をこなさなければならず、楽しさの中に苦しさも多分にあります。
無力さを感じることはありますか?
依頼を受けて作品を作る形態ゆえ、少なからず期待や信頼していただいている部分があるのかと思っています。無力さを感じないよう、精一杯作品で力になれるよう努めています。
仕事への責任について教えてください。
自分の能力だけで作品を生み出さなければならないため、他責思考ではなく、常に自責思考でなければこの活動は成立しないのだと強く認識するようになりました。
自分の仕事に不満はありますか?
自分の仕事を好きなようにコーディネートできるので、不満はありません。活動のフェーズに応じて取り組み内容もピボットしながら常に微修正を加えています。
今、直面している壁は?
音楽家からビジネスマンへのリブランディングが課題です。まず、自分の中での活動の方向性と経験を固め、地道に発信を続けていく必要があると考えています。
結果が出せない時、どうする?
そんな時こそ、努力を怠らないようにしています。行動を止めずに試行錯誤を続けることが突破口になります。
仕事の倦怠期は ?モチベーションを高める方法はありますか?
倦怠期はたまに訪れます(特にクリエイション作業が煮詰まった時)。モチベーションの上下は絶対にあるという前提に立ち、作業を日常のルーティーンとすることでモチベーションの影響を受けないように工夫しています。
ストレス対処法は?
思うように楽曲制作が進まない時です。少し音楽から離れ、違うことをしたりして気分転換を図ります。
将来への不安はありますか?
働き方や生き方が劇的に変化する中、本業である公務員を漠然と続けることに不安を覚えます。自分の描く未来を全て実現するために、日々の努力を怠らないことが大切だと思っております。
仕事の悩みは誰に相談してる?
ほとんどしません。自分の感情や心と正直に向き合う時間を作り対処しています。
迷った時の最終決断の方法は?
「こうありたい」という自分を強烈にイメージして、それに一番近づける方法を選択するようにしています。
振り返りの時間を作っていますか?
毎日、仮説と検証を繰り返すことが大切だと思っているので、常に短期間での振り返りを行なっています。具体的には、メモに書き出し一度視覚化してから良い点と悪い点を振り返っています。
コミュニケーションで気をつけていることは?
目に見えないコンセプトを音楽作品に落とし込むことが自分の役割なので、クライアントのイメージしているものを深掘りできるよう、ヒアリングに重きを置いて望んでいます。
やろうと思っていること、思っているが⼿がつけられていないことはなんですか?
リクエストをいただいたり、歌ってみたいカバー曲が沢山あります。同時に着手できる作品数に限りがあるので、少しずつ取り組んでいければと思っています。