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タニタ研究員の「ダイエットで人生変える」授業タニタ研究員おすすめのレシピで夏の疲れを吹き飛ばす!睡眠の質を上げる 7つの食材とは

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今年の夏も猛暑日が続き、倦怠感や不調を感じている方も多いのではないでしょうか。そんな「「夏疲れ」解消には質のよい睡眠をとることが大切です。今回は質のよい睡眠に導くためにおすすめの食べ物や飲み物をお伝えします。

夏の疲れにはとにかく「寝る」こと!

まだまだ暑い日は容赦なく続きそうですが、気がつけば9月……もう秋ですね。秋といえば上半期の終わり。仕事では忙しさにグイっとギアが入る方が多いのではないでしょうか?

しかーし、体調はいかがでしょう?夏の疲れが残っているのではありませんか?倦怠感やだるさがとれず、午後、耐えがたい眠気に意識が薄れ……ガクンと PC に額を打ちつけそうに……なんてことになっていませんか?(私のことです……スミマセン)

この疲労感や倦怠感は、夏の間、暑さに耐えて身体が頑張ってきたことに加え、熱帯夜の寝苦しさで質のよい睡眠がなかなかとれなかったことも大きな要因だと言われています。そんな不調と期末の忙しさが重なるこの時期、有効な対策は……もう「寝る」!とにかく「ぐっすり寝る」!コレに尽きます!!

ただ、皆さまの状況を考えますと忙しくてゆっくり眠る時間なんてない!という方が大半かと思われますし、私くらいの年齢になると、疲れてだるくてもなかなか寝付けない、という問題も出てきます。

そこで、睡眠の質を少しでも上げるためにおすすめの食べ物と飲み物をご紹介します。今回は「寝る前に食べても大丈夫なもの、太りにくいもの」を中心にセレクトしました。

寝る前でも OK!睡眠の質を上げる食材を取り入れよう

よい眠りに導く効果が確認されている栄養素としてはアミノ酸の「「グリシン」「トリプトファン」、そしてその吸収を助ける「「ビタミン B6」が代表的です。これらを効率的に摂れて、しかも太りにくくお腹の負担になりにくいものは……

睡眠の質を上げるためにおすすめの食材(比較的低カロリーなもの)

グリシンエビ、ホタテ、ゼラチン
トリプトファンバナナ、豆乳、ヨーグルト
ビタミンB6バナナ、アボカド

おすすめの食べ方

<スープ&小鉢>

  • エビのビスクスープ(コンビニなどで)
  • アボカド+かつお節+ちょっぴり醤油
  • ホタテの豆乳味噌汁(レシピ参照)
現在、社会情勢的に国内産のホタテが入手しやすい状況のようですので、ぜひホタテを活用してみてください。生でもボイルでも缶詰でもおいしいですよ

<デザート>

  • バナナ+ヨーグルト
  • ミルクプリン
  • ヨーグルトゼリー

飲み物で体温調節を

ここでもうひと押し、すんなり眠れるための戦略を取り入れましょう。自然な眠気を導くための深部体温の調節です。一度体温を上げておいて、寝る前にスーッと体温が下がるようにします。入浴や運動で体温調節するよりもっと手軽に「飲み物」でも効果が期待できます。

① 寝る 1〜2 時間前には、ポカポカ飲み物で体温を上げる

おすすめは

  • 温かい豆乳
  • 温かいカモミールティ

お好みでちょっぴりハチミツを入れてやさしい甘みを加えてもいいですね。ハチミツも眠りをサポートすると言われています。

② 寝る直前は、ヒンヤリ飲み物で体温を下げる

おすすめは

  • ひんやり豆乳
  • ひんやり麦茶
  • ひんやりミネラルウオーター

冷たすぎるとお腹を冷やしてしまうので氷入りはNG!「適度にヒンヤリ」がポイントです。緑茶や紅茶、ウーロン茶、コーヒーもカフェインが入っているので避けましょう。炭酸飲料も刺激があるため避けたほうがいいでしょう。

質のよい眠りにつくためのもうひと押し!横になったら腹式呼吸

以前「タニタ研究員の『チリツモ』ダイエット。忙しくても背筋を伸ばすだけ。無意識レベルで1 ヶ月後に体が変わる!」でもお伝えしましたが、横になったら「吸う」と「「吐く」を「1: 2」の割合で行う腹式呼吸がおすすめです。深い呼吸で、寝つきが良くなる効果も期待できます。

どれもそれほど面倒くさくなく、取り入れやすいものばかりだと思います(何しろズボラな私がやれていますから……)。質のよい睡眠を手に入れて、夏疲れを吹き飛ばし、集中力 UP、業務効率 UP を目指しましょう!


(執筆/西澤美幸)

この記事を書いた人

西澤美幸
西澤美幸株式会社タニタ 開発部主席研究員 栄養士
1968年生まれ。横浜国立大学在学中よりタニタの体脂肪計のプロジェクトチームに参加。入社後は、世界初の乗るだけではかれる体脂肪計や体組成計、活動量計などの開発に携わり、機器の要となる計測の回帰式や判定アルゴリズム作成を担う。
29歳で社内初の技術系女性課長に就任し38歳で出産。栄養士の資格も有し文部科学省の食育有識者会議委員を務めるなど、さまざまな計測データを健康づくりに活かす提案を行い、栄養士と技術者の2つの視点から多数のセミナーの講師も担当している。

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