好きを仕事

好きを仕事実践してわかったことは「持っているものを組み合わせて工夫していく必要がある」(古民家宿管理人/鈴木孝浩さん)

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自分らしい働き方や生き方のために何をしたかを棚卸しすることでわかることとは? 地方へ移住し、地域おこし協力隊を経て、住んでいた古民家を宿としてオープンした「タカハウス」管理人の鈴木孝浩さんに聞きました。

プロフィール

田舎暮らし体験ができる古民家宿の管理人鈴木孝浩

愛知県新城市で古民家宿タカハウスを運営中。20歳のときに自転車で日本一周をし、25歳のときに夢だった自転車世界一周へ旅立つ。28歳で帰国し、29歳から田舎暮らしを開始。地域おこし協力隊での3年を経て、宿を開業。ボードゲームやサウナをするために全国から人が集う。

Do 仕事のために何をしましたか?

自分磨きのためにしていることは?

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読書。

「あれがチャンスだった!」という転機は?

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自転車世界一周です。20歳のときに自転車で日本一周をしたときからの夢でした。やりたいことをやるために会社を辞める決断ができたのは大きかったです。定年後にやればいいかなと思っていましたが、定年が70歳に、ゆくゆくは75歳にというニュースを見たときに、その年齢で自転車世界一周は厳しいなと感じたのがきっかけでした。いつかやるなら若い方がいいという結論に達したことが、決断の肝です。

「チャンスを逃した!」と後悔することは?

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思い浮かびません。

悔いのある挑戦は何でしたか?

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村づくりです。気の合う仲間とわいわいしながら、さまざま事業が立ち上がるエリアを作りたいと考えていました。移住する仲間も自分以外に2人いるというスタートを切ることができましたが、出資者との話が少しずつずれてきたといったこともあり、断念しました。

成長に欠かせなかった経験は?

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高校2年生のときの1年間のオーストラリア留学です。海外の年上の方々と話した時間が人生観を変えました。印象的だったのは香港人と韓国人の方の徴兵されたときの話です。親友が亡くなった話等を聞き、やりたいことをやる、後悔のないように生きるといったことを意識しはじめました。

失敗談を教えてください

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村づくりです。反省点の整理と心が落ち着く時間が必要でした。

自分の仕事だから苦しいことは?

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体験が良くなかったら来てもらえなくなるだけなので、自らが気づいていかなければなりません。

無力さを感じることはありますか?

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ありません。

仕事への責任について教えてください

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責任感はもともと強いほうで、変わった瞬間は思い浮かびません。

自分の仕事に不満はありますか?

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ありません。

今、直面している壁は?

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平日の稼働率の低さです。リノベーションをしてワーケーション対応にしました。

結果が出せない時、どうする?

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事業の分析をし、うまくいくような仮説を実行します。

モチベーションを高める方法は?

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あります。うまくいっていたとしても、わくわくを基準に事業の棚卸しをします。

ストレスを感じる時は? その対処法は?

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ほぼありませんが、ウマが合わないお客さんが来たとき。誰が来たときでもそうですが、その方の一番おもしろい話を聞きたいと思って話をしています。ウマが合わないなと感じたときでも、その方のおもしろい話を引き出しすために試行錯誤します。

将来への不安はありますか?

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ありません。25歳に会社を辞め、その後は将来の収入が安定していない中で生きてきました。将来への漠然とした不安と、意外となんとか生きていけるなという2つの気持ちが同居したまま過ごしている中で、不安にフォーカスしない心持ちを得ました。

仕事の悩みは誰に相談してる?

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友人。困っている内容によって相談する友人が変わります。

迷った時の最終決断の方法は?

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可能な範囲で調査し、決断します。

振り返りの時間を作っていますか?

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運転中がその時間になっています。何か気になった瞬間を思い出し、あのときの対応はこうすれば良かったかも、といった仮説を立てます。次回似たような状況が来たときのシミュレーションです。

コミュニケーションで気をつけていることは?

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長期的な関係性の構築を重視しています。仕事の切り口で言えばリピーターとなってもらうことと繋がりますし、人との繋がりが人生に彩りを生み出し、豊かにしてくれると思っているからです。課題は強い専門性がないことです。様々なことを経験してきましたが、このスキルがあれば仕事がもらえる、換金できるといった資本主義的な強い専門性はないため、持っているものを組み合わせて工夫していく必要があると考えています。

やろうと思っていること、思っているが⼿がつけらないことはなんですか?

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宿改善のDIY。日常業務の間に少しずつ進めていますが、やりたいことが膨大すぎる状態です。

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