課題解決を仕事まずは自分が楽しむこと。誰がつくったお米なのかを大事に差別化を図る(エンジン製造・お米兼業農家/中筋雅也さん)
多様な働き方のリアルを聞きました!ビジネスを続けるコツとは?副業後どうやって継続していくか? 一つの仕事を次につなげるコツ、ブランディングについて中筋雅也さんに聞きました。
プロフィール
本業ヤンマーパワーテクノロジー(エンジン製造)副業 お米兼業農家中筋雅也
仕事を次につなげるコツは?
仕事で一番大切にしている「心構え」は?
とにかく楽しむことです。楽しんでいないところにお客様は来ないと思っているし、参加してくださったお客様を楽しませるのは、まずこちらが楽しむことだと思っています。
米づくりでは一つ一つの作業を丁寧にすること。例えば肥料を与えるタイミングで食味が下がることにも繋がるので、稲をよく観察し育てます。
「新規顧客」と「リピーター」どっちが多い?
リピーターのお客様が多いです。ゲリラ炊飯に来てくださった新規のお客様がリピーターになってくださることが多いです。
「新規顧客」はどうやって獲得してる?
ゲリラ炊飯に参加してくださったお客様に炊き立てのお米を食べてもらいながら、お米の説明をし、買っていただくことが多いです。
「リピーター」を増やすための工夫は?
お米を買っていただいたと同時にECサイト、Instagram、YouTubeのQRコードが記載してあるパンフレットを一緒に渡しています。
どんな時に感謝されましたか?
ゲリラ炊飯のパフォーマンスをイベントなどの盛り上げ役として依頼してくださる方にはいつも感謝の言葉をいただいています。
仕事が途切れないコツは?
ゲリラ炊飯の出張先で参加してくださったお客様から次の出張先をいただけるよう営業しています。ゲリラ炊飯の頻度は月に1、2回でしょうか。田植え体験、刈り取り体験でも炊飯するのでそれを合わせると年間30回くらいはしてます。
もし辞めるとしたら、どんな時?
楽しくなくなった時だと思います。今のところありません。
顧客とのコミュニケーションの秘訣は?
最近あった面白い話などをして、相手からも面白い話をしてもらえるような会話をするようにしています。
飛び込み営業や広告を出したことは?
あります。滋賀県中の酒蔵に電話をしたことがあります。結果、滋賀県でもかなり有名な酒蔵がお米を扱ってくれることになりました。
仕事の倦怠期はありましたか?
本業での倦怠期はありました。今もです。モチベーションの上げ方は今日を乗り越えたら???が待っている!です。
ブランディングどうしてますか?
ロゴ、屋号、肩書はどのように作りましたか?
喜劇王チャップリンが「LIFE IS COMEDY (人生は短編で観ると悲劇だが長編で観ると喜劇である)」という言葉を残していてその言葉が米づくりと同じに思い「RICE IS COMEDY (米づくりは喜劇だ)という屋号にしました。
コンセプトを教えてください
とにかく楽しむ。笑える。こと!「RICE IS COMEDY (米づくりは喜劇だ)」です。
「コレだけはやらない」ことは?
お米を大事にしない相手との取引はしたくないというかしません。
どんなトライ&エラーがありましたか?
米づくりでいうと、農薬をやりたくないという思いから、やらなければならない病原菌予防薬をやりませんでした。結果3年は病気になりませんでしたが、4年目はほとんどの田んぼで病原菌が発生しました。
薬で治療しますが、収穫量は半分くらいまで下がります。こうなった場合は共済保険がおりるのですが微々たるものです。だから病気は避けなければなりません。
副業に活かしている自分の強みは?
お米づくり。まだ強みと言えるほどの知識がありませんが、今後もっと知識を得て米づくりということに厚みをだしていきたいです。
副業において、インターネット上に顔出しをしていますか?
YouTubeをしているので顔はでています。
顔出しを「する」もしくは「しない」、メリットデメリットを教えてください
出店している時などにYouTube見てますよと言ってお米を買ってくれたり、頑張ってくださいなどの応援の言葉をかけてもらえたりします。デメリットは今のところ感じていません。
ブランディングの悩みは?
初めの頃はお米の差別化をどう付けていこうか悩みましたが、今は誰が作ったお米なのか?を大事にしてお米を販売しています。
ゲリラ炊飯などで直接お客さんと話し、どうやって作っているか?お米の炊き方などを説明します。あと配達できる距離には直接配達しお客さんと話します。
100文字でビジネスプロフィール
滋賀県の琵琶湖最北端にある西浅井町という地域でRICE IS COMEDY (米づくりは喜劇だ)というコンセプトで米づくりをしています。僕たちのお米は地元の自然を活かして余計な資材を使用しない蓮華農法で育てています。
プロフィール作り、ココが苦しかった!
もともと文章を作ったり人に説明したりすることが苦手だったので(今も)、そもそも初めから苦労しました。活動をしているうちにだんだん、プロフィールを濃くしていきました。