好きを仕事「私はこの先、何年生きるかな?」と考えた数年前、売りたいものを「絵」「本」「ことば」に絞った〈雑貨店店主/トノイケミキさん〉
多様な働き方のリアルを聞きました!仕事を自分らしく続けるコツとは? 開業後どうやって安定経営していくか? 1人のお客さまを次につなげるコツ、ブランディングについてトノイケミキさんに聞きました。
プロフィール
雑貨店店主トノイケミキ
仕事を次につなげるコツ
仕事で一番大切にしている「心構え」は?
笑顔でいること。笑顔は人を安心させます。
「新規顧客」と「リピーター」どっちが多い?
だいたい常に半分半分です。
「新規顧客」はどうやって獲得してる?
取り扱いのなかった作家のものを取り扱う、やったことのないジャンルのイベントをするなど。
「リピーター」を増やすための工夫は?
今後のイベントスケジュールをお渡しする、居心地の良い空間を作ることです。
どんな時に感謝されましたか?
「こんな素敵な作品に出会えてしあわせ」と、オンラインショップでお届けした際にメールをいただくことがあります。私もしあわせな気持ちになって泣いてしまいます。
仕事が途切れないコツは?
自分自身が楽しめる日々であるか、店であるかどうか。
「もう続けられない」と思う状況はどんな時ですか?
家族が倒れたり、病院通いが続いたりした時です。
顧客とのコミュニケーションの秘訣は?
「どうやって知ってくださったのかな」「素敵なお洋服だな」などお客様への興味と強い感謝があれば、自然に言葉が口からこぼれます。
飛び込み営業や広告を出したことは?
開店当初は駅前などでチラシ配りをやっていました。今はやっていません。この10年でデジタル環境が変わり、SNSで発信した方が伝わりやすいと感じています。
仕事の倦怠期はありましたか?
家族の体調が崩れると、どうしてもモチベーションが下がりますが、それでも店頭に立つとお客様がわたしを引っ張り上げてくださいます。
コンセプトを教えてください
ロゴ、屋号、肩書はどのように作りましたか?
店名は、国語辞書をペラペラめくって、思いつきで。大好きな作家さんにロゴを作ってもらいました。
コンセプトを教えてください。
おやつはご飯と違って必須ではありませんが、あると頑張れる!、あるとしあわせ、愉しみになります。そんなモノ「絵画」「絵本」「雑貨」を販売しています。
「コレだけはやらない」ことは?
家族をネット上、SNSで公開すること。危険な行為です。
どんなトライ&エラーがありましたか?
京都に店を構えた時は、住宅街なので主婦向けの雑貨が良いかなと思い、エプロンを販売、売れないからかばんに変更、今は売れる売れないに関係なく売りたいので「絵画」と「絵本」を推しています。私自身、絵と絵本が大好きで、いつも絵と絵本の世界に逃げ込み助けられているから。
仕事に活かしている自分の強みは?
コーチングで磨いたスキル「お客様の話を聞く」ことは日々の接客で、活かせていると思います。
インターネット上に顔出しをしていますか?
たまに顔を出しています。例えば身につけてみないと大きさや用途がわからない商品だったり、作家さんが来てくれたので記念撮影をしたりした時など。
顔出しを「する」もしくは「しない」、メリットデメリットを教えてください
接客業なので顔出しした方が親しみやすいとは思いますが、主人公は私ではなく商品のほうですから、店主を隠してはいませんが顔を見せる必要もないかなと思います。
ブランディングの悩みは?
私はこの先、何年生きるかな?と思った時に、これからの未来の人たちに遺していきたいものを売ろうとようやく数年前に売りたいものを「絵」と「本」と「ことば」に絞ったので、それをどう雑貨と絡めて販売していくかが課題です。
100文字でビジネスプロフィール
阪急桂駅東口から徒歩3分。住宅街の中の絵と本、雑貨の店。とっておきの美味しいおやつがある時みたいにあるとがんばれる! 楽しくなる! そんな存在のモノを販売しています。
プロフィール作り、ココが苦しかった!
頭の中で、想像してもらいやすいように書きました。