scloll
ずっと変わらず
今の会社で働けるかな?
今の仕事の50%が
なくなるってほんと?
キャリアが中断。
夫の転勤も?
知識がないけど、
今からでも働き方は
変えられる?
それなら、
働きかたを変えてみる?
好きなことを仕事にしてみる?
始めかたは人それぞれ。
ネットには、誰でも簡単に
稼げるという情報で溢れています。
しかし、それは本当でしょうか
(※1「2020年度新規開業実態調査」~アンケート結果の概要~)
(※2「2020年起業と起業意識に関する調査」/日本政策金融金庫総合研究所調べ)
新しい働き方に踏み出せない理由
トップ3
1位
自己資金が不足している
実際は
2位
ビジネスのアイデアが思いつかない
実際は
3位
失敗したときにリスクが大きい
実際は
トークイベント開催
持続可能な働き方ナリワイ代表
伊藤 洋志
<ナリワイ式>
150人のお得意さんで成り立つ自営業の作り方
2022年4月1日リリース!
個人の時代において、自分で仕事を作って、自分で稼ぐための
自分らしい働き方メディアI am(アイアム)です。
リリースに先だって、キックオフトークイベントを実施します。
今回の登壇者は、
持続可能な働き方ナリワイ代表 伊藤洋志さん。
ナリワイ自営業14年から見えてきた持続可能なビジネスモデル。
SNSフォロワーを増やすことより、目の前の150人のお得意さんを大事にできるかどうかが大事。
実は150人は人類学での顔見知りの限界人数ダンバー数です。
民俗学に出てくる古来の生業を見てもビジネス的にスケールしないものが多くいと言います。
「0人からどうやって150人のお得意さんを作れるか?」
「SNSより大事なコミュニケーションとは?」
「ジェンダーレスで自立可能な起業のヒント」
など、半径5メートルで自営業をスタートさせたい人に向けて。
伊藤洋志氏はスモールビジネスを独自の「ナリワイ」という言葉で、さまざまな方法で展開してきました。
民家のブロック塀をハンマーでぶっ壊すというワークショップや自分で床を貼るワークショップからスタートし、現在はいくつものナリワイを展開しています。
武者修行ツアー:モンゴル武者修行、タイ武者修行…現地の生活技術を身につけるワークショップ
遊撃農家ガンガン部隊:梅、極早生みかん、桃…収穫と販売を同時に行う遊撃手的農家
木造校舎ウェディング:木造校舎を舞台に作家を中心に制作するウェディング
美術作品的貸し別荘:作家の作品を生活の中に配置する貸別荘
ナリワイ寺小屋:田舎で土窯パン屋を開く…お店を校舎にして行う生活の仕方も合わせて学ぶ短期集中スクール
ナリワイとは、個人で元手が少なく多少の訓練ではじめられて、やればやるほど健康になり技が身につき、仲間が増える仕事のことです。仕事なんですが、生活でもあります。
労務か、と言われればやればやるほど仕事自体が生活の充実に直結するので、労務ではありません。
高度経済成長期に、株式会社日本は成長のために多様な仕事や生業を絞り込み工業を中心とする産業に人を集中させました。その結果、得たものも大きいと言えますが、一方で生活と仕事は大きく乖離してしまいました。ライフワークバランス、という言葉は端的にそれを表しているともいえるでしょう。
ナリワイは、ライフとワークのバランスを考えるのではなく、そもそも生活から乖離してしまった仕事を個々人の手の届く範囲のほどほどの距離に近づけるものでもあります。
そのためには、一つの仕事だけで競争を勝ち抜くのではなく、様々な仕事をその適正サイズを見極め、それぞれを組み合わせて生計を建てていく、という百姓的な作戦や、そもそも生活の自給度を高め、不必要な支出をカットするという作戦の合わせ技が必要である、と考えています。
(ナリワイより抜粋)
まさに「こんなことが仕事に?」を地で行く伊藤洋志さんの自分らしい働き方講座です。
伊藤洋志(いとう・ひろし)
自営業・ナリワイ代表。香川県出身。京都大学農学部卒業後、会社員を経てナリワイを発足。仕事の民主化をテーマに、複数の生業(なりわい)を持つ自営業の実践と研究に取り組む。小さい資金で始められて技が身に付き心身が鍛えられる仕事を〈ナリワイ〉と定義し、シェアアトリエや空き家の改修運営や「モンゴル武者修行」、「遊撃農家」などのナリワイを開発し自ら実践するほか「全国床張り協会」といったギルド的団体の運営を行う。
著書に『ナリワイをつくる』『小商いのはじめかた』『フルサトをつくる』(ともに東京書籍)がある。
ナリワイ公式サイト
https://nariwaibook.tumblr.com/
自分で仕事を生み出す―自分らしく働くメディアです。
「生きる」と「働く」の接点を探求、自分らしさを極めて活躍する先人のナレッジを共有していきます。
20:00~ 挨拶
20:05~ 伊藤洋志さんトーク
21:00~ 質疑応答
21:15 終了
・好きなこと・得意なことを仕事にしたい人
・自分らしく働きたい人
・働く意味について考えたい人
・小商いを始めたい人
日 時:2021年2月2日、20:00~
場 所:オンライン(zoomウェビナー)
参加費:無料
主 催:webメディアI am(大和書房)
本イベントは、Zoomのウェビナー機能を使ってライブ配信いたします。
ご覧いただくにはインターネット環境が必要です。
※ イベントはPC、スマホ、タブレットからご視聴可能ですが、 事前にZoomのアプリを予めダウンロードしていただく必要がございます。 お手数ですが、下記よりイベント前にダウンロードをお願いいたします。
▶https://zoom.us/download#client_4meeting
※ 本イベントはライブ配信イベントです。録音・録画はご遠慮願います。
※ 配信のURLとご案内は、ご予約いただいたチケットサイトを通して順次メールでお送りいたします。(URLの共有は禁止いたします。)
※本イベントの動画は、後日I am公式YouTubeチャンネルにて公開いたします。
※ご不明な点がございましたら、kitta@daiwashobo.co.jpに事前にお問い合わせください。
ビジネスの民主化プラットフォームを
作り続けた連続起業家
家入 一真
<起業のリスクと失敗>
やりたいことは何でもできる時代にちょっと真剣に 〈失敗の本質〉を考えてみる
2022年4月1日リリース!
個人の時代において、自分で仕事を作って、自分で稼ぐための
自分らしい働き方メディアI am(アイアム)です。
リリースに先だって、キックオフトークイベントを実施します。
今回の登壇者は、
自己表現や経済活動の民主化プラットフォームを
作り続けた連続起業家
家入一真さん
国内最大のクラウドファンディング「CAMPFIRE」代表であり無料でネットショップを開設できるBASE共同創業者、GMOペパボ創業者、エンジェル投資家でもある家入一真氏に、起業のリスク、失敗について伺います。
自己表現や経済活動の民主化を加速させてきた家入一真氏の根底にあるのは
「やりたくないことからは逃げていい」「やりたいことは全部やる」など、様々なメッセージを連続起業家として、また一個人として発してきましたが、起業を促す立場だからこそ常に背中合わせの「失敗」を誰よりも見てきました。
ひきこもりから「ロリポップ」や「カラーミーショップ」「ムームードメイン」を生み出したpaperboy&co.(通称ペパボ)を起業。上場後、自身も連続起業家としてCAMPIREのみならず、カフェやギャラリーの運営や、新しい働き方を提唱するLivertyを設立。新しい学費支援や現代の駆け込み寺リバ邸などをリリースし、ここから「BASE」も誕生しました。
学歴、性別、年齢、経験値にとらわれずに、誰もが自分のやりたいことにチャレンジできる仕組みを作り続けてきた家入氏の考える「失敗」とは?
1 家入さんの失敗はなんですか?
2 失敗するのが怖いです。失敗したらどうなりますか?
3 才能やスキルがなくても起業はできますか?
4 クラファンで支援してもらえるか不安です
5 絶対やってはいけない失敗はありますか?
家入一真(いえいり・かずま)
1978年生まれ。福岡県出身。連続起業家。
クラウドファンディング「CAMPFIRE」代表取締役社長CEO。スマートEC「BASE」共同創業者。
JASDAQ上場企業「paperboy&co.(現GMOペパボ)」創業者。
2018年6月、シードラウンド向けベンチャーキャピタル「NOW」設立など。中学2年から登校拒否、ひきこもるも大検取得。
新聞奨学をしながら東京藝大を目指すが、家庭の事情が重なり就職の道へと進む。
22歳でpaperboy&co.(現:GMOペパボ株式会社)を創業。
新聞配達をしながら夢を追いかけたことにちなんだ社名である。
著書に『なめらかなお金がめぐる社会』『もっと自由に働きたい』(ディスカヴァー・トゥエンティーワン)『お金が教えてくれること』(大和書房)がある。
家入一真公式サイト
https://ieiri.net/
自分で仕事を生み出す―自分らしく働くメディアです。
「生きる」と「働く」の接点を探求、自分らしさを極めて活躍する先人のナレッジを共有していきます。
13:00~ 挨拶
13:05~ 家入一真さんインタビュー
14:00~ 質疑応答
14:15 終了
・好きなこと・得意なことを仕事にしたい人
・自分らしく働きたい人
・働く意味について考えたい人
日 時:2021年2月8日、13:00~
場 所:オンライン(zoomウェビナー)
参加費:無料
主 催:webメディアI am(大和書房)
本イベントは、Zoomのウェビナー機能を使ってライブ配信いたします。
ご覧いただくにはインターネット環境が必要です。
※ イベントはPC、スマホ、タブレットからご視聴可能ですが、 事前にZoomのアプリを予めダウンロードしていただく必要がございます。 お手数ですが、下記よりイベント前にダウンロードをお願いいたします。
▶https://zoom.us/download#client_4meeting
※ 本イベントはライブ配信イベントです。録音・録画はご遠慮願います。
※ 配信のURLとご案内は、ご予約いただいたチケットサイトを通して順次メールでお送りいたします。(URLの共有は禁止いたします。)
※本イベントの動画は、後日I am公式YouTubeチャンネルにて公開いたします。
※ご不明な点がございましたら、kitta@daiwashobo.co.jpに事前にお問い合わせください。
捨てるものに価値を見出す包装作家
正林 恵理子
<エコラッピング>
子育てママが「自分の好き」をあきらめない方法
2022年4月1日リリース!
個人の時代において、自分で仕事を作って、自分で稼ぐための
自分らしい働き方メディアI am(アイアム)です。
リリースに先だって、キックオフトークイベントを実施します。
今回の登壇者は、
ゴミに新しい価値を与える包装作家
正林恵理子さん
ゴミをおしゃれに再生させるエコラッピングのワークショップをしながら、ゆるゆるトーク。
主婦、子育てをしながら「自分のやりたいこと」を諦めない方法とは?
紙袋の取っ手、包装紙、封筒、余った紙コップ。本当なら処分するモノたちをリユースするエコラッピングを考案、著書出版やテレビ・雑誌で活躍。
でも、「結婚・出産・育児」と「自分の好き」のバランスを取る苦労は多くの女性が直面するリアル。
家庭も子供も自分も大事!
欲張りな生き方をあきらめないしなやかでゆるめの戦略会議を開催します!
正林恵理子(しょうばやし・えりこ)
包装作家® 「エコラッピング協会」会長。
看護師を経て助産師として勤務後、製菓を学ぶため渡仏。
パリのエコール・リッツ・エスコフィエ、パティスリーサダハルアオキパリにて学ぶ。
帰国後、助産師として働くかたわら、お菓子作りとお菓子のラッピングのためにエコラッピングを考案。
本来なら捨てるはずの素材をリユースした数々のエコラッピングを発表。
結婚を機に退職し、自宅にてCAFE PEREIRE(カフェペレール)をオープン。
お菓子作りと包装作家®を続けている。
著書に『エコ・ラッピング』『もっとエコ・ラッピング』(大和書房)、『パリで学んだ部屋づくり』(エイ出版)などがある。
自分で仕事を生み出す―自分らしく働くメディアです。
「生きる」と「働く」の接点を探求、自分らしさを極めて活躍する先人のナレッジを共有していきます。
すべて不要になったものでOK
・取っ手付きの紙袋
・紙袋か封筒(サイズはA4程度)
・紙コップ
・紙皿
・タコ糸や刺繍糸
・旅の思い出のレシートや切符、チケットの半券
・ハサミ
・のり
・テープ
・ペン
・定規
14:00~ 挨拶
14:05~ ワークショップ&トーク
15:00~ 質疑応答
15:15 終了
・好きなこと・得意なことを仕事にしたい人
・自分らしく働きたい人
・自分のやりたいことをあきらめたくない人
・子育てが終わった後何をしたらいいか模索中の人
日 時:2021年2月12日、14:00~
場 所:オンライン(zoomウェビナー)
参加費:無料
主 催:webメディアI am(大和書房)
本イベントは、Zoomのウェビナー機能を使ってライブ配信いたします。
ご覧いただくにはインターネット環境が必要です。
※ イベントはPC、スマホ、タブレットからご視聴可能ですが、 事前にZoomのアプリを予めダウンロードしていただく必要がございます。 お手数ですが、下記よりイベント前にダウンロードをお願いいたします。
▶https://zoom.us/download#client_4meeting
※ 本イベントはライブ配信イベントです。録音・録画はご遠慮願います。
※ 配信のURLとご案内は、ご予約いただいたチケットサイトを通して順次メールでお送りいたします。(URLの共有は禁止いたします。)
※本イベントの動画は、後日I am公式YouTubeチャンネルにて公開いたします。
※ご不明な点がございましたら、kitta@daiwashobo.co.jpに事前にお問い合わせください。
先に会社を辞めて
しまったマッチョ起業家
AKIHITO
うつ休業から
いきなりふんどし起業
中川 ケイジ
<起業入門>
マッチョVSふんどし。ニッチでも情熱が「巻き込み力」を加速させる
2022年4月1日リリース!
個人の時代において、自分で仕事を作って、自分で稼ぐための
自分らしい働き方メディアI am(アイアム)です。
リリースに先だって、キックオフトークイベントを実施します。
今回の登壇者は、
先に会社を辞めてしまったマッチョ起業家・筋肉紳士集団
AKIHITOさん
うつ休業からいきなりふんどし起業
中川ケイジさん
起業に準備は必要?
元ダメ営業マンと元うつサラリーマンの「起業に向く」意外な共通点。
マッチョ起業家・AKIHITO氏はとりあえず会社を辞めて、やることが決まってないのに会社を設立。
マッチョビジネスにたどり着くまでに1年半。
ふんどし起業家・中川ケイジ氏は、うつで休業中にふんどしに救われた経験から
「ふんどし健康法」を広めるべく起業。
起業生存率は5年後40%、10年10%と言われています。
しかも〈マッチョ〉と〈ふんどし〉というニッチすぎるジャンルで生き残る二人の起業入門。
誰も教えてくれなかった、準備と助走なしのまったく新しい起業スタイル入門講義。
1、何でビジネスを始めるか?
2、マーケティングは必要か?
3、どうやって売るか?
4、マネタイズと巻き込み力、どっちが大事?
5、ニッチビジネスに見極め方とは?
6、初心者でも失敗しない起業の鉄則とは?
AKIHITO(アキヒト)
筋肉紳士集団ALLOUT代表。
株式会社スマイルアカデミーCOO。
大学卒業後、株式会社リクルートジョブス(現:株式会社リクルート)を経て、株式会社スマイルアカデミーを設立。
人材系のビジネスなどを経て、現在、『Change the body. Change the world』―筋肉の力で世界を変える 日本の筋肉人口が増えればGDPが上がる―を信条とし、マッチョビジネスを転換。
主に、マッチョのメディアでのキャスティングやパーソナルトレーニングジムの運営、マッスルカフェなどのイベントなどを行うほか、マッチョフリー素材を公開。
182㎝、76㎏。
自慢の筋肉は大円筋。
筋肉紳士集団ALLOUT公式サイト
https://allout-japan.com/
中川ケイジ(なかがわ・けいじ)
1976年生まれ。
兵庫県出身。
一般社団法人日本ふんどし協会会長。
有限会社プラスチャーミング 代表取締役。
大学卒業後、美容師に。
その後、親族が経営する営業会社に転職するも成績が悪く思い悩みうつ病に。
その時たまたま出会った「ふんどし」の快適さに感動。
2011年プラスチャーミングを創業、ふんどしブランド『sharefun®(しゃれふん)』をスタート。
現在は都心から茨城県水戸市に移住し、子育ての時間も大切にしながら新たな働き方を実践中。
著書に『人生はふんどし1枚で変えられる』(ディスカヴァー・トゥエンティワン)『夜だけふんどし温活法』(大和書房)がある。
日本ふんどし協会公式サイト
http://www.japan-fundoshi.com/
自分で仕事を生み出す―自分らしく働くメディアです。
「生きる」と「働く」の接点を探求、自分らしさを極めて活躍する先人のナレッジを共有していきます。
20:00~ 挨拶
20:05~ 対談
21:00~ 質疑応答
21:15 終了
・好きなこと・得意なことを仕事にしたい人
・自分らしく働きたい人
・働く意味について考えたい人
・起業に関心がある人
・ニッチジャンルでビジネスを始めたい人
日 時:2021年2月16日、20:00~
場 所:オンライン(zoomウェビナー)
参加費:無料
主 催:webメディアI am(大和書房)
本イベントは、Zoomのウェビナー機能を使ってライブ配信いたします。
ご覧いただくにはインターネット環境が必要です。
※ イベントはPC、スマホ、タブレットからご視聴可能ですが、 事前にZoomのアプリを予めダウンロードしていただく必要がございます。 お手数ですが、下記よりイベント前にダウンロードをお願いいたします。
▶https://zoom.us/download#client_4meeting
※ 本イベントはライブ配信イベントです。録音・録画はご遠慮願います。
※ 配信のURLとご案内は、ご予約いただいたチケットサイトを通して順次メールでお送りいたします。(URLの共有は禁止いたします。)
※本イベントの動画は、後日I am公式YouTubeチャンネルにて公開いたします。
※ご不明な点がございましたら、kitta@daiwashobo.co.jpに事前にお問い合わせください。
外資でリストラされてマルチFPに転身
花輪 陽子
<自己投資入門>
FPが教える自分の価値を高める
最良の投資
2022年4月1日リリース!
個人の時代において、自分で仕事を作って、自分で稼ぐための
自分らしい働き方メディアI am(アイアム)です。
リリースに先だって、キックオフトークイベントを実施します。
今回の登壇者は、
外資でリストラされてマルチFPに転身
花輪陽子さん
私たちがこれからすべき投資は「自己投資」。
自己投資とは自分の価値を高め、自分で稼ぐことができるためのスキルアップそのもの。自分で稼ぐとは、例えば、3万円の仕事をいくつもかけあわせるスキルなど。
どうすれば自分で3万円の仕事を複数の取引先から獲得できるのか?
ファイナンシャルプランナー(FP)1級の花輪陽子さんもFPというジャンルだけで勝負するのではなくて複数の強みをかけあわせています。
「相談者の幅広い悩みに寄り添える」
×
「文章が書ける」
×
「事務処理が得意」
×
「海外に住んでいて英語ができる」
×
「金融やメディアでの経験や人脈」
という具合にできることを組み合わせ、活動エリアを工夫して、ニッチなジャンルで1番を目指すことが可能になります。
ニッチなジャンルで1番になることで、自分自身の価値を高めることが、「自分の強み」になると言います。
つまり、組み合わせる「できること」を増やすための自己投資こそ、これからの最もリターンの高い投資なのです。
1 金融投資と自己投資の違い
2 多くの人がニッチで1番になれる
3 なぜニッチでも稼げるのか?
4 自分の「できること」の見つけ方
5 自由に稼いで、自由に生きるために必要なお金
花輪陽子(はなわ・ようこ)
1978年生まれ。シンガポール在住1級ファイナンシャル・プランニング技能士CFP®認定者。
青山学院大学国際政治経済学部卒業後、外資系投資銀行に入社。リーマンショックにより夫婦2人でリストラを経験。FP1級取得後、雑誌や書籍での執筆など幅広く活動。自己投資を含めた投資の必要性をわかりやすく説く。15年からシンガポール在住。
著書に『大転換の時代』(ジム・ロジャーズ著/花輪陽子訳 プレジデント社)、『シンガポールで見た見本の未来理想図』(講談社)、『共働き夫婦のマネー術』(日本経済新聞出版)などがある。
花輪陽子公式サイト
https://yokohanawa.com/
自分で仕事を生み出す―自分らしく働くメディアです。
「生きる」と「働く」の接点を探求、自分らしさを極めて活躍する先人のナレッジを共有していきます。
14:00~ 挨拶
14:05~ トーク
15:00~ 質疑応答
15:15 終了
・好きなこと・得意なことを仕事にしたい人
・自分らしく働きたい人
・働く意味について考えたい人
・自己投資に興味がある人
日 時:2021年2月26日、14:00~
場 所:オンライン(zoomウェビナー)
参加費:無料
主 催:webメディアI am(大和書房)
本イベントは、Zoomのウェビナー機能を使ってライブ配信いたします。
ご覧いただくにはインターネット環境が必要です。
※ イベントはPC、スマホ、タブレットからご視聴可能ですが、 事前にZoomのアプリを予めダウンロードしていただく必要がございます。 お手数ですが、下記よりイベント前にダウンロードをお願いいたします。
▶https://zoom.us/download#client_4meeting
※ 本イベントはライブ配信イベントです。録音・録画はご遠慮願います。
※ 配信のURLとご案内は、ご予約いただいたチケットサイトを通して順次メールでお送りいたします。(URLの共有は禁止いたします。)
※本イベントの動画は、後日I am公式YouTubeチャンネルにて公開いたします。
※ご不明な点がございましたら、kitta@daiwashobo.co.jpに事前にお問い合わせください。
「ゼロイチの達人」
ITと転職大好き
尾原 和啓
「絶望の達人」
子どもの頃から哲学者
苫野 一徳
<IT×哲学>
資本主義の終焉?
5年後の働き方と生き方
2022年4月1日リリース!
個人の時代において、自分で仕事を作って、自分で稼ぐための
自分らしい働き方メディアI am(アイアム)です。
リリースに先だって、キックオフトークイベントを実施します。
今回の登壇者は、
「ゼロイチの達人」ITと転職大好き
尾原和啓さん
「絶望の達人」子どもの頃から哲学者
苫野一徳さん
なぜ今、世界ではビジネスに哲学が用いられるのか――?
今、話題のITと哲学の寵児に聞く。
転職14回・ゼロイチの達人であり『アフターデジタル』『プロセスエコノミー』などITビジネスのベストセラー著者・尾原和啓氏と、
誰でもアクセス可能な哲学を目指して哲学サロンも開講『子どもの頃から哲学者』苫野一徳氏による異色の対談。
ぶっちゃけ「資本主義の終焉」は訪れるのですか?
その時、私たち個人の働き方や生き方はどうなるのか?
「プラットフォーマーだけが勝つ」世界的な流れの中で、個人が「自分の名前」で働くことは可能か?
アフターコロナ―混沌の時代に、自分らしく働き、自分らしく生きる講義です。
尾原和啓(おばら・かずひろ)
1970年生まれ。フューチャリスト。京都大学大学院工学研究科応用システム専攻人工知能論講座修了。マッキンゼー・アンド・カンパニーにてキャリアをスタートした後、NTTドコモのiモード事業立ち上げ支援のほか、リクルート、楽天をはじめ、経産省対外通商政策委員、産業総合研究所人工知能センターアドバイザー等を歴任し、現職は14職目。シンガポール・バリ島をベースに人・事業を紡ぐカタリスト。ボランティアで「TEDカンファレンス」の日本オーディション、「Burning Japan」に従事するなど、西海岸文化事情にも詳しい。著書に『アフターデジタル』(日経BP社)、『プロセスエコノミー』(幻冬舎)、『ダブルハーベスト』(ダイヤモンド社)、『ネットビジネス進化論』(NHK出版)、『あえて数字からおりる働き方』(SBクリエイティブ)などがある。
尾原和啓公式サイト
https://obarakazuhiro.jp/
苫野一徳(とまの・いっとく)
哲学者。教育学者。博士(教育学)。熊本大学教育学部准教授。早稲田大学大学院教育学研究科博士課程修了。〈子どもの頃から哲学者〉の異名を持つ。「人と分かり合う」ことに関心を持つ一方で孤独感を抱える。18歳から8年間にわたる躁うつを繰り返す。しかし哲学に出会って躁うつを克服。哲学を、人生や社会の役立つ道具として使えるよう、誰でもアクセス可能なものとする活動を続ける。ブログやSNSでの情報発信はもちろん、「苫野一徳オンラインサロン」もスタート。
著書に『子どもの頃から哲学者。』(大和書房)、『はじめての哲学思考』(ちくまプリマ―新書)、『勉強するのは何のため?』(日本評論社)、『「自由」はいかに可能か 社会構想のための哲学』(NHK出版)などがある。
苫野一徳ブログ
https://ittokutomano.blogspot.com/
自分で仕事を生み出す―自分らしく働くメディアです。
「生きる」と「働く」の接点を探求、自分らしさを極めて活躍する先人のナレッジを共有していきます。
20:00~ 挨拶
20:05~ トーク
21:00~ 質疑応答
21:15 終了
日時:3月2日(水)、20:00~
場 所:オンライン(zoomウェビナー)
参加費:無料
主 催:webメディアI am(大和書房)
本イベントは、Zoomのウェビナー機能を使ってライブ配信いたします。
ご覧いただくにはインターネット環境が必要です。
※ イベントはPC、スマホ、タブレットからご視聴可能ですが、 事前にZoomのアプリを予めダウンロードしていただく必要がございます。 お手数ですが、下記よりイベント前にダウンロードをお願いいたします。
▶https://zoom.us/download#client_4meeting
※ 本イベントはライブ配信イベントです。録音・録画はご遠慮願います。
※ 配信のURLとご案内は、ご予約いただいたチケットサイトを通して順次メールでお送りいたします。(URLの共有は禁止いたします。)
※本イベントの動画は、後日I am公式YouTubeチャンネルにて公開いたします。
※ご不明な点がございましたら、kitta@daiwashobo.co.jpに事前にお問い合わせください。
未経験から
移動書店をオープン
Ruco
デザイナーから街唯一の
本屋さんに転身
鈴木 永一
<未経験職種で自分の店を持つ>
未経験からでもチャレンジできる本屋さんの開き方
2022年4月1日リリース!
個人の時代において、自分で仕事を作って、自分で稼ぐための
自分らしい働き方メディアI am(アイアム)です。
リリースに先だって、キックオフトークイベントを実施します。
今回の登壇者は、
未経験から移動書店をオープン。移動式本屋るーこぼん店主
Rucoさん
デザイナーから街唯一の本屋さんに転身。本屋イトマイ店主
鈴木 永一さん
小商いを始めたい人必見!
未経験から書店を開いた二人に聞く、自分のお店を持つ方法。
未経験からワーゲンバス風軽ワゴン車で福岡県久留米市を拠点に町中に現れる移動式本屋るーこぼん店主・Rucoさん。
デザイン会社で働いていたが、東京・ときわ台で街唯一の本屋さんを開いた本屋イトマイ・鈴木永一さん。
未経験から本屋さんを始めたお二人が語る本屋さんの開き方!
「移動式と店舗を持つことのメリット・デメリットとは?」
「お店作りの工夫」
「実際未経験から始めてみてどうですか?」
など、本屋業界は厳しい!と言われている中で、開店してみたリアルな話を伺います。
会社員だけれど、自分のお店を開いてみたい。でもどうしたらいいかわからない……。
そんな方は多いはず。
自分ならどうやってお店を開いたらいいのか?
そのヒントがわかります。
Ruco(るーこ)
鹿児島県生まれ。福岡県久留米市を拠点に、赤いトランク一つの本屋さんを経て、ワーゲンバス仕様の移動式本屋「るーこぼん」を2018年よりスタート。2児の母。栄養士・調理師・製菓衛生師(パティシエ)免許を持つ。
デザイナーから街唯一の本屋さんに転身
本屋イトマイ店主
鈴木永一(すずき・えいいち)
山形生まれ育ち。
美大で現代美術を学び、卒業後グラフィックデザインの仕事を15年。
新聞社デザイン室勤務を経て、出版社系のデザイン会社で働いた。
2015年、内沼晋太郎氏が主宰する「本屋講座」と出会い、本屋を志す。
2019年、様々な紆余曲折を経て、東京都板橋区のときわ台駅徒歩1分の場所に「本屋イトマイ」をオープン。
2020年3月、1周年を迎える。
2020年4月、新型コロナの時代に突入。
2021年3月、様々なひとによって支えられなんとか2周年を迎える。
2022年3月、様々なひとによって支えられなんとか3周年を近々迎える。
好きな作家は、セルバンテス、夏目漱石、保坂和志、ヴァージニア・ウルフ、ドストエフスキーなど多数。
好きな食べ物は、お正月に食べる雑煮
自分で仕事を生み出す―自分らしく働くメディアです。
「生きる」と「働く」の接点を探求、自分らしさを極めて活躍する先人のナレッジを共有していきます。
20:00~ スタート
21:00~ 質疑応答
21:15 終了
・好きなこと・得意なことを仕事にしたい人
・自分らしく働きたい人
・働く意味について考えたい人
・小商いを始めたい人
・本屋さんを始めたい人
日時:3月9日(水)、21:00~
場 所:オンライン(zoomウェビナー)
参加費:無料
主 催:webメディアI am(大和書房)
本イベントは、Zoomのウェビナー機能を使ってライブ配信いたします。
ご覧いただくにはインターネット環境が必要です。
※ イベントはPC、スマホ、タブレットからご視聴可能ですが、 事前にZoomのアプリを予めダウンロードしていただく必要がございます。 お手数ですが、下記よりイベント前にダウンロードをお願いいたします。
▶https://zoom.us/download#client_4meeting
※ 本イベントはライブ配信イベントです。録音・録画はご遠慮願います。
※ 配信のURLとご案内は、ご予約いただいたチケットサイトを通して順次メールでお送りいたします。(URLの共有は禁止いたします。)
※本イベントの動画は、後日I am公式YouTubeチャンネルにて公開いたします。
※ご不明な点がございましたら、kitta@daiwashobo.co.jpに事前にお問い合わせください。
こんまりをプロデュースした
ビジネス書の達人
土井 英司
パラレルワークで6次産業に
イノベーション
大路 幸宗
<熱い6次産業>
ビジネス書の達人と元大手商社マンが利尻昆布にイノベーション
2022年4月1日リリース!
個人の時代において、自分で仕事を作って、自分で稼ぐための
自分らしい働き方メディアI am(アイアム)です。
リリースに先だって、キックオフトークイベントを実施します。
今回の登壇者は、長崎×北海道で地方再生に取り組む二人。
こんまりをプロデュースしたビジネス書の達人
土井英司さん
こんまりをプロデュースしたビジネス書の達人
土井英司 さん
パラレルワークで6次産業にイノベーション
大路幸宗さん
年間1000冊のビジネス書を読み、毎日ビジネス書の書評を発信するBBM(ビジネスブックマラソン)の土井英司氏、過酷な漁業にイノベーションを起こす元大手商社マン・大路幸宗氏の対談。
世界的ベストセラーとなった“こんまり”こと近藤麻理恵さんの『人生がときめく片づけの魔法』をプロデュース。ビジネス書の達人として数々のベストセラーをププロデュースし、現在は長崎県に移住した土井英司氏。
そして三菱商事で社内ベンチャーの創業メンバーとしてに参画、ドローンxAIITによるスマート農業やスマート林業に携わる傍ら、パラレルワークで北海道の利尻昆布を6次産業化する大路幸宗氏。
なぜ今、地方創生、6次産業なのか?
その可能性と課題、マネタイズのリアルについて、伺います。
土井英司(どい・えいじ)
1974年生まれ。慶應義塾大学卒。エリエス・ブック・コンサルティング代表取締役。書評メールマガジン『ビジネスブックマラソン』編集長。日経BP社を経て、Amazon.co.jp立ち上げに参画。売れる本・著者をいち早く見つける目利きで『ユダヤ人大富豪の教え』(50万部)、『もえたん』(17万部)など数々のべストセラーを仕掛け、「アマゾンのカリスマバイヤー」と呼ばれる。独立後エリエス・ブック・コンサルティングを立ち上げ、世界的ミリオンセラーとなった『人生がときめく片づけの魔法』(近藤麻理恵)など数々のベストセラーをプロデュースする。現在は長崎県に移住、地方創生にも携わる。
著書に『「人生の勝率」の高め方』(KADOKAWA)、『一流の人は、本のどこに線を引いているのか』(サンマーク出版)などがある。
エリエス公式サイト
http://eliesbook.co.jp/
大路幸宗(おうじ・ゆきむね)
静岡県生まれ。株式会社膳CSO。株式会社スカイマティクス、社長室兼営業企画本部ゼネラルマネージャー。京都大学文学部日本史学専修卒業後、三菱商事株式会社に入社。宇宙航空機部にて防衛装備品のトレーディングに従事した他、入社4年目で社内ベンチャー、株式会社スカイマティクスの立ち上げに参加、2019年にスカイマティックのMBOに合わせ三菱商事株式会社から転籍。「地方創生」に関心あり、プライベートでは北海道の利尻島で空き家を買い取り、漁業法人株式会社膳のCSOに就任。利尻島の昆布漁師とタッグを組んで一次産業の六次化にも取り組んでいる。
その他、石川県能登半島にある明治創業の鍛冶屋「ふくべ鍛冶」の事業支援にも取り組んでいる。
株式会社膳公式サイト
http://rishiri-zen.jp/自分で仕事を生み出す―自分らしく働くメディアです。
「生きる」と「働く」の接点を探求、自分らしさを極めて活躍する先人のナレッジを共有していきます。
20:00~ 挨拶
20:05~ 対談
21:00~ 質疑応答
21:15 終了
・好きなこと・得意なことを仕事にしたい人
・自分らしく働きたい人
・働く意味について考えたい人
・起業に関心がある人
・地方創生・第6次産業に興味がある人
日時:3月16日(水)、20:00~
場 所:オンライン(zoomウェビナー)
参加費:無料
主 催:webメディアI am(大和書房)
本イベントは、Zoomのウェビナー機能を使ってライブ配信いたします。
ご覧いただくにはインターネット環境が必要です。
※ イベントはPC、スマホ、タブレットからご視聴可能ですが、 事前にZoomのアプリを予めダウンロードしていただく必要がございます。 お手数ですが、下記よりイベント前にダウンロードをお願いいたします。
▶https://zoom.us/download#client_4meeting
※ 本イベントはライブ配信イベントです。録音・録画はご遠慮願います。
※ 配信のURLとご案内は、ご予約いただいたチケットサイトを通して順次メールでお送りいたします。(URLの共有は禁止いたします。)
※本イベントの動画は、後日I am公式YouTubeチャンネルにて公開いたします。
※ご不明な点がございましたら、kitta@daiwashobo.co.jpに事前にお問い合わせください。
時短料理家・シェアワーカー
糸原 絵里香
<シェアワーカー>
天職・適職はひとつとは限らないこれからのあたらしい働き方
2022年4月1日リリース!
個人の時代において、自分で仕事を作って、自分で稼ぐための
自分らしい働き方メディアI am(アイアム)です。
リリースに先だって、キックオフトークイベントを実施します。
今回の登壇者は、
時短料理家・シェアワーカー
糸原絵里香さん
ストアカ人気講師No1!「時短料理家」としてメディア露出多数!
糸原絵里香さんが教えるシェアワーカーという新しい働き方。
会社員も副業し、フリーランスも一つの収益だけでなく複数のIDを持つ人がこれからは強い。
新しい収益の柱をつくる方法を実際にシェアワーカーとして活躍中の糸原絵里香さんにお話を聞きます。
糸原さんは、新卒から会社に就職せず、いくつもの仕事を持つシェアワーカーとして働き、
月収が100万円を超えることもあるといいます。
スキルマーケット市場が盛り上がっており、誰でも自分のスキルをお金に変えることができる時代。
未経験でもスキルさえあれば、便利なプラットフォームを使って簡単にオンラインでセミナーを開催できます。
そんな中、たった1年でストアカ人気講師No1講師となり、「時短料理家」としてメディア出演多数。
数ある料理関連セミナーの中で、「家庭向けの時短料理」という定番ど真ん中のコンテンツでどのように人気No1になれたのか?
その秘訣にも迫ります!
糸原絵里香(いとはら・えりか)
1994年生まれ。島根県出身。立教大学大学院 臨床心理専攻 修了。
一般社団法人シェアリングエコノミー協会 シェアワーカー 会員事業部長。
料理指導経験ゼロから『ストアカ』でオンライン料理教室を開講。
全ジャンル60,000講座中1位を記録。受講人数は延べ 10,000人を越える。
自分で仕事を生み出す―自分らしく働くメディアです。
「生きる」と「働く」の接点を探求、自分らしさを極めて活躍する先人のナレッジを共有していきます。
20:00~ スタート
21:00~ 質疑応答
21:15 終了
・副業をはじめたい方
・このまま会社員だけでいいのか不安な方
・講師デビューしたい方
・安定した収入を作りたいと思っているフリーランスの方
・セミナーを開催しているがあまり集客できない方
日時:3月23日(水)、21:00~
場 所:オンライン(zoomウェビナー)
参加費:無料
主 催:webメディアI am(大和書房)
本イベントは、Zoomのウェビナー機能を使ってライブ配信いたします。
ご覧いただくにはインターネット環境が必要です。
※ イベントはPC、スマホ、タブレットからご視聴可能ですが、 事前にZoomのアプリを予めダウンロードしていただく必要がございます。 お手数ですが、下記よりイベント前にダウンロードをお願いいたします。
▶https://zoom.us/download#client_4meeting
※ 本イベントはライブ配信イベントです。録音・録画はご遠慮願います。
※ 配信のURLとご案内は、ご予約いただいたチケットサイトを通して順次メールでお送りいたします。(URLの共有は禁止いたします。)
※本イベントの動画は、後日I am公式YouTubeチャンネルにて公開いたします。
※ご不明な点がございましたら、kitta@daiwashobo.co.jpに事前にお問い合わせください。
フリーランスWebデザイナー/
Adobe プレリリースコミュニティマネジャー
西田 あやの
UXライター・
Webデザイナー・
ウェブ解析士
中村 さゆき
広告系Webデザイナー・
ディレクター/
株式会社4YOU代表
小池 ゆう子
<Webデザイナーママのワークライフバランス>
子育てしながら
自分らしいキャリアをつくる
2022年4月1日リリース!
個人の時代において、自分で仕事を作って、自分で稼ぐための自分らしい働き方メディアI am(アイアム)です。
リリースに先だって、キックオフトークイベントを実施します。
今回の登壇者は、ワーママ3人組。
フリーランスWebデザイナー/Adobe プレリリースコミュニティマネジャー
西田あやのさん
UXライター・Webデザイナー・ウェブ解析士
中村さゆきさん
広告系Webデザイナー・ディレクター/
株式会社4YOU代表
小池ゆう子さん
Webの総合スクール最大手デジタルハリウッドに通い、未経験でWebデザイナーになったOBママたちのリアルな実態に迫ります!
在宅でできる、時間と場所を選ばない“Webデザイナー”になりたい主婦の方、子育てママが増えています。
ここ最近では多忙なママ向けのオンラインスクールも数多く存在します。
その一方で、家事と育児をこなしながら課題制作や時間の捻出、さらに卒業後どのように仕事を獲得すればいいのか?悩まれている方も多いはず。
そんな方に向けて、デジタルハリウッドのママクラスOBでWebデザイナーとして活躍している3人のママさんに、
受講時代の苦労をどのように乗り切り、卒業後どのように仕事を獲得したか、
どのようにキャリアつくり、育児・家事のバランスをどのようにこなしているのか、
リアルな実情を伺います。
西田あやの(にしだ・あやの)
フリーランスWebデザイナー/Adobe プレリリースコミュニティマネジャー
( Webデザイナー専攻 主婦・ママクラス卒業生)
米国のデイトナ州立大学を卒業後、ホテルやレストランで接客を経験。
その後、都内大手自動車ディーラーに就職。都内最大級のショールームでフロアディレクション、接客、営業サポート、自動車整備の進捗管理を担当。
育休中にデジタルハリウッドSTUDIOでWebデザインを学び、開業。
現在はWebデザイナーをしながら、米国Adobe本社のプレリリースコミュニティマネジャーとしてフルリモートで製品開発に携わる。
家族を大事にしながらも自分らしく働くことを目指す2児の母。
twitter:@ayanonishidaa
中村さゆき(なかむら・さゆき)
UXライター・Webデザイナー・ウェブ解析士
(Webデザイナー専攻 主婦・ママクラス卒業生)
兵庫県出身。上智大学文学部卒業後、素材メーカーに就職。
モノづくりに興味をもち、日本みやげ店を起業。
結婚を機に夫の海外駐在に帯同し中国に移る。
本帰国後Web制作を学び、現在は「ことば」と「デザイン」をベースにWeb制作・マーケティング全般を行うフリーランスとして活動中。
「よく働き、たくさん楽しむ」がモットー。
デジタルハリウッドSTUDIO千葉にてトレーナーとしても勤務。
2児(0歳5歳)の母。
twitter : @fleurirweb
HP : https://fleurirweb.com/
小池ゆう子(こいけ・ゆうこ)
広告系Webデザイナー・ディレクター・広告運用者/株式会社4YOU代表
(Webデザイナー専攻 主婦・ママクラス卒業生)
美術系大学卒業後、アクセサリー会社に就職。
自社ECサイトの運営担当を機にWeb業界へ転 職。
リスティング広告を中心とした広告運用に携わり、在職中にデジタルハリウッドSTUDIOでWeb制作を学ぶ。
卒業後にWeb制作会社へ転職。
現在は広告系のWeb制作会社にてWebデザイナーとして働きつつ、同時に個人事業主としてディレクション・デザイン・運用と、クリエイティブの上流から下流までのあらゆるフェーズを手掛けている。
自分らしい働き方を模索中。
twitter:@igrek_design
自分で仕事を生み出す―自分らしく働くメディアです。
「生きる」と「働く」の接点を探求、自分らしさを極めて活躍する先人のナレッジを共有していきます。
14:00~ スタート
15:00~ 質疑応答
15:30 終了予定
・Webデザイナーに興味がある方
・自分にはどんなスクールが合うか知りたい方
・子どもが小さく在宅でできる仕事がしたい方
・時間と場所にとらわれない働き方がしたい方
・結婚・出産を機にキャリアが寸断、でも社会と繋がりたい方
・未経験でもWebデザイナーになりたい方
・自分のこれからのキャリアを見直したい方
・仕事を始めたいが家族の理解が得られるか心配な方
・キャリアか結婚・出産かの選択で悩んでいる人
日時:3月26日(土)14:00~15:30 終了予定
場 所:オンライン(zoomウェビナー)
参加費:無料
主 催:webメディアI am(大和書房)
本イベントは、Zoomのウェビナー機能を使ってライブ配信いたします。
ご覧いただくにはインターネット環境が必要です。
※ イベントはPC、スマホ、タブレットからご視聴可能ですが、 事前にZoomのアプリを予めダウンロードしていただく必要がございます。 お手数ですが、下記よりイベント前にダウンロードをお願いいたします。
▶https://zoom.us/download#client_4meeting
※ 本イベントはライブ配信イベントです。録音・録画はご遠慮願います。
※ 配信のURLとご案内は、ご予約いただいたチケットサイトを通して順次メールでお送りいたします。(URLの共有は禁止いたします。)
※本イベントの動画は、後日I am公式YouTubeチャンネルにて公開いたします。
※ご不明な点がございましたら、kitta@daiwashobo.co.jpに事前にお問い合わせください。
都会で夢破れても
地方でやり直す
シンガーソングライター
松本 佳奈
ファストからローに
シフトチェンジ
モデル兼藍染作家
下道 千晶
<東京から千葉に移住>
わたしの移住ストーリー
インタビュー記事
事業が定まらないままの独立、
地獄の1年半で筋肉もやせ衰えた
インタビュアーの前置き
「会社を辞めたいけど、辞めるのは怖い」人に朗報。会社組織が苦手で「辞めたい一心」で起業したら、1年半は地獄だったけど、「もっと早く辞めればよかった」と今は自分らしさを全開で仕事をしている筋肉紳士集団 AKIHITOさん。テレビ出演をはじめ、「マッチョフリー素材」がTwitterで話題ですが、実はいきなり会社を辞め、何をするかも決めずに会社を設立したノープラン起業家です。株式会社スマイルアカデミー(以下スマイルアカデミー)のCOOであり、「筋肉紳士集団ALLOUT」の一員でもあるマッチョ起業家に「やりたいことがなくてもなんとかなる」秘訣を伺いました。
■AKIHITO 筋肉紳士集団ALLOUT代表。株式会社スマイルアカデミーCOO。 大学卒業後、株式会社リクルートジョブス(現 株式会社リクルート)を経て、株式会社スマイルアカデミーを設立。人材系のビジネスなどを経て、現在、『Change the body. Change the world』―筋肉の力で世界を変える 日本の筋肉人口が増えればGDPが上がる―を信条とし、マッチョビジネスを転換。主に、マッチョのメディアでのキャスティングやパーソナルトレーニング、マッスルカフェなどのイベントなどを行う。182㎝、76㎏。自慢の筋肉は大円筋。
僕は株式会社スマイルアカデミー(以下スマイルアカデミー)の代表であり、「筋肉紳士集団ALLOUT」というマッチョなメンズのチームを運営、かつそのメンバーでもあるマッチョ起業家です。筋肉紳士集団ALLOUTは筋肉美を備えたイケメン集団で、筋肉を使ったパフォーマンスを行ないながら、筋肉の魅力やトレーニング、フィットネスの必要性を発信しています。メインメンバーは40人ほどですが、その他にボディーハッカー(体を改善するという意味)のメンバーが全国各地に500人登録している、全国規模のマッチョチームです。
アイドルが集団でパフォーマンスすると、よりかわいさが増すように、筋肉の魅せ方を心得ているイケメンマッチョが10人集まるとなかなかの圧迫感で、その場のテンションが一気に高まります。それを武器に、福岡や東名阪を中心として各地にチームをつくり、鍛え抜かれた筋肉に触れ放題という「マッスルカフェ」というイベントをはじめ、バラエティー番組やCMなど、マッチョを専門とした企業プロモートをメインに行なっています。
また、筋肉をより身近に感じてもらうために、メンバーが様々なシチュエーションでポージングした写真を無料でダウンロードできる、マッチョフリー素材のサイト「マッスルプラス」を展開するなど、マッチョなメンバーの活動機会を創り出すため、日々試行錯誤をしています。
今でこそ「筋肉」というテーマが決まり、精力的に活動していますが、会社を設立した5年前には筋肉をビジネスとすることはもとより、「これがやりたい」という確固たるものもありませんでした。
起業のきっかけは、仕事に対してのモチベーションと営業成績の低下でした。前職は人材系の営業でしたが、事業内容を覚えていくにつれて仕事に対しての興味が薄れ、それに伴い営業成績も落ちる一方。「辞めたい」というネガティブな気持ちと、「自分がやるべきことはここにはないんじゃないか」という疑問が芽生え、まず「会社を辞める」と決め、何かやりたいことができた時に、自由に動けるように会社を作ろうと思い、独立をした後すぐに、一緒に退職した同期と二人で会社を設立しました。
事業内容も決めずに会社を辞め、失業保険ももらわずに、とりあえず会社だけ作った。
字面で見たら自分でも「まぁまぁアホやな」と思いますが、“考えついたら、即行動”というこのスピード感が、前職では味わえなかった、僕たちの求めているところだったのでしょう。
もちろん、これからに対しての不安はありました。頭の中は常に不安半分、あとの半分は「やるしかない」「何でもやるぞ」という気持ちでした。でもこの“不安”は前に進むしかない僕たちにとって悪いものではなく、常に何かを生み出してやろう“活力”に転換され、様々なことに挑戦する“動力”になりました。
だから、やりたいことに向き合うのは、早ければ早いほどいいと感じています。もちろん人や場合によりますが、やはり若い方が圧倒的にタフでフットワークが軽く、スピーディーに動けますから。僕自身も、会社員という立場が自分に合っていないと感じていたので、もっと早く辞めてもよかったと思っています。
会社の理念は、“スマイル メイク スマイル”。「ただお金を稼ぐだけの事業は気持ちが入らないし、やりたくない」「社会や世の中のためになって、関わる人みんなが笑顔になれるような会社を作りたい」という気持ちから、『スマイルアカデミー』としました。
その『スマイルアカデミー』で最初に行なった事業が、子どもの学童保育。ニュースや世間を見ていても、シングルマザーが子育てしながら仕事をすることが大変だと感じていたので、学童保育の中で僕たちができることはないかとやり始めましたが、ビジネス的にはまったくうまくいかず、すぐにリリース。
また、企業向けの福利厚生サービスのウェブサイトを立ち上げ、契約した社員が使えるようなサービスを作ったりもしてみましたが、こちらも結果が出ず。
ある程度ビジネスモデルとサービス単位を考えつつ、同時に顧客開拓。さらに動きながら、サービス事業の内容をどんどん改善する。それでもダメだと思ったら、すぐにリリースして新しい事業を展開、という形で、とにかく営業をかけ、人脈を広げていきました。
その当時、社員は一緒に会社を立ち上げた元同期とエンジニアの3人だけ。とにかく自分たちが動けば物事が進むので、約1年半はがむしゃらに動きました。もちろんその間は収益がなかったので、会社員時代に貯めてきた蓄えを切り崩しながらの生活。筋トレする者としてあるまじき、「食を削る」ことをしてしまったので、この時期、筋肉がずいぶん減ってしまいました。
そんな厳しい状態でしたが、ジム通いは欠かしませんでした。やはり体が元気だとポジティブになり、心身ともにいい状態をキープすることができます。僕の場合は、ハードな筋トレで自分を追い込むため、そのキツさで悩みが吹き飛び、さらにぐっすり眠れるので、翌日は頭スッキリ。仕事に行き詰まっているときほどトレーニングで頭をクリアな状態にすることが、問題解決につながる最も有効な手段だと実感しているので、「全人類筋トレすべし」が僕の座右の銘です。
僕はもともと体が弱く、小学校低学年までは小児喘息を患っていてほぼ毎週病院に駆け込んでいました。体が細いのがコンプレックスだったので、体を鍛えるために陸上競技をはじめ、高校からは体力アップも兼ねて筋トレも取り入れました。筋力がつくと同時にポジティブになり、社交性もついていったのは、小さい頃から持っていたコンプレックスから解き放たれたからでしょう。だから、筋トレやフィットネスの魅力、重要性を強く感じていて、それを多くの人に伝えたいという気持ちがどこかにあったのだと思います。
その思いがビジネスにつながったのは、ジムで出会ったあるトレーナーさんから誘われた、ボディビルコンテストがきっかけでした。当時は趣味で筋トレをするレベルだったので、そういう大会があること自体知りませんでした。だから減量や体作りにしっかりと取り組んだのは、この時が初めてでした。そして大会当日、20代、30代で体を作り込んだ“シュッとした”男性たちの姿を見て、「こんなにカッコいい人がたくさんいる」ということに衝撃を受けました。
そして、短期間とはいえ自分も本格的に体作りを体験したからこそ、せっかく時間やお金をかけてしっかりと体を作り上げているのに、その肉体美が生かせる場所がないことがとてももったいないと感じ、何かできないものかと考え、今の筋肉事業に思い至ったのです。
ただ、それまで筋肉ビジネスというものが世の中になかったので、どうしたら世の中に受け入れられ、筋肉を広められるかを、イベントの企画をしながら模索し続けました。
そんな中、福岡で「マッスルカフェ」という、“筋肉触り放題&熱狂し放題!”をコンセプトにした自社のイベントを開催したところ、想像以上に集客があり、実際に筋肉に触れたお客さんが予想以上に喜んでくれたのです。そのときに、「筋肉にはニーズがある」と改めて感じました。多くの人にとって、あれだけ美しく作り上げた肉体の集団を見たり、触れたりできる機会ってそれほどありませんから。
そこで、東京でもマッスルカフェを開催しようとリリースを出すと、数時間でチケットが完売。その次の回もすぐに完売となり、徐々にクライアントのついたイベントを行えるようになりました。お客さんだけでなく、接客するメンバー、クライアントの3者すべてにとって満足度が高いイベントになってきていることに手応えを感じ、今はそれを少しずつ広めていっている状態です。
筋肉ビジネスを始めた頃は、懐疑的、批判的な意見もありました。ところがメディアに取り上げられるようになってから世間の目が変わり始め、営業に行っても、「面白いことを展開しているね」と反応がもらえるようになりました。とくに、筋肉と関係性がないものとコラボすることで非日常感が出せ、インパクトのあるプロモーションが打ち出せるということで、興味を持ってくれる会社が多くなってきました。
ただ、せっかくマッスルカフェが軌道に乗り始めたところで、まさかコロナの流行。今まで収益が多かったイベント系のキャスティングや、リアルイベント関係がストップ状態になってしまいましたが、CMやMV、YouTuberからの出演依頼など、映像関係をはじめ、幅広い案件の依頼をいただくようにもなりました。
また、コロナ禍でも体を鍛えたいという需要はありながら、スポーツクラブには行きづらいという方が増えたことにより、福岡で8店舗展開しているパーソナルトレーニングジムの利用者が増加。コロナ禍でも筋肉はきちんと収益をあげられるビジネスモデルに成長しました。
起業したものの、何を行うかが決まらず迷走した地獄の1年半。あの紆余曲折の時期があるからこそ、筋肉をビジネスできた今は、毎日が楽しく、好きなことを仕事にできたという実感があります。
もちろん物理的、時間的にキツイと感じることは多々あります。例えば、マッチョフリー素材の撮影は、1枚1枚体を力ませてポージングするので、1日中行うともうヘロヘロ状態ですが、撮影を終えてもその画像のアップや事務作業など、やらなければいけないことは山ほどあります。でも、自分がやりたいことの一環だから「やって当たり前」と思え、辛いと感じたことはありません。会社員時代は、“やらされている感”が強く、「その役目は自分じゃなくてもいいんじゃないか」という気持ちがどこかにありました。だからやる気が起こらず、成績につながらなかったのだと思います。
人のポテンシャルは気持ちで大きく左右されるので、仕事ができる人とできない人の違いは、それほど大きくないと僕は考えています。では、その違いは何かというと、どれだけ“情熱”を持ってその仕事に取り組めるか、ということです。
会社員時代には、仕事に対しての情熱が足りず、逆に今はそれが常に持てているから、同じような事務作業でも以前はイヤイヤでしたが、今は事業を円滑に進める手段だから苦にならないのだと思います。
しかも、今、うちのオフィスはジム仕様になっていて、きっちりしたオフィスエリアがありません。だから、PC作業で疲れたらちょっと横に移動して筋トレをしたり、筋トレのインターバルの間にZoom会議したり。そういう意味では筋トレや事務作業の境目がなくなって、仕事の一部としてできる環境になっていることも、苦にならない一因なのかもしれません。
うちの会社の方針は“無理をしない”。「筋トレで自分を追い込むトレーニー(トレーニングする人)なのに?」と思われるかもしれませんが、無理と追い込みは違います。追い込みは自分の体の状態を冷静に見極めて行いますが、無理は理由や道理がないのに行うので、能力以上の負荷が精神や肉体にかかってしまい、余裕がなくなってしまう。自分たちが楽しくないと、僕たちと関わるいろんな方々にも楽しんでもらえないと考えているので、精神的にキツイという状態は作らないようにしています。
例えば、うちの社員はほとんどがトレーナーで、お客さんをトレーニングするセッションの本数を上げれば売り上げが伸びるというシステムになっていますが、彼らには本数を増やすよりも、自分の成長を優先してほしいと言っています。
もちろん本数をこなした方が売り上げは増え、会社は安定しますが、売上金額を一番に置いてしまうと、自分たちが追い求めているものが分らなくなってしまう。だから常に、自分達がどういう事業をやるべきなのか、やりたいことは何なのかを考え、それを一番に置くようにしています。
もしかしたら“無理をしない”ことを方針に掲げたのは、会社員時代に売り上げに追われていた反動かもしれません。売り上げに関しては本当にシビアだったし、滅茶苦茶言われて詰められるし、そのために何かよく分らない入力作業を強いられることが多かった。「これ本当に意味があるの?」と思いながら仕事していた経験から、「無駄なことはやらない」というスタンスになったのでしょう。
好きなことがある人は、まずそのことをそのまま突き詰めていくといいと思います。さらに、それを仕事にしたいのであれば、その魅力や必要性を、より多くの人に知ってもらう、伝えるということを始めると、それがビジネスや事業につながっていくと思います。
僕も筋トレが好きで、その筋トレや筋肉の魅力を発信したい、伝えたいという思いが、こういう形になって広まってきていますから。 だから、やりたいこと、好きなことがある人は、それをどんどんやり進めていったらいいと思います。
まだ好きなことがみつからない人は、とにかくいろんなことをやるしかない。チャレンジを恐れず、いろんなことをやってみたり、いろんな人に会ってみる。そうすれば、すぐに答えはでなくても、やり続けた先に何かしら見えてくると僕は思います。
40歳でキャリアを捨てて
モロッコブランドを立ち上げる
インタビュアーの前置き
NHK番組「世界はほしいモノにあふれてる」に出演。モロッコへの偏愛に大きな共感を呼んだ大原真樹さん。憧れて飛び込んだファッションの世界で20年のキャリアで感じた「自分が働く意味」を考えた末、32歳であっさり脱サラ。そのときは“好きなことをやりたい”ではなく、“好きじゃないことをやりたくない”という気持ちだったと言います。次の仕事は何も決まってなかったし、予定もなかった。ただただ、嫌なことをしたくない一心で会社を辞めたら、モロッコ雑貨のブランドを立ち上げることに。今やセレクトショップには必ずといってもいいほど並ぶファティマモロッコの代表・大原真樹さんにお話を伺いました。
■大原真樹 1964年、東京生まれ。56歳。アパレル会社のバイヤー、芸能人のスタイリストを経て、2006年、42歳でモロッコ雑貨のオリジナルブランド「ファティマモロッコ」を立ち上げる。モロッコのマラケシュにアトリエをかまえ、オリジナルデザインのモロッコ雑貨を製造・輸入。2013年にはコスメライン「フルールドファティマ」も立ち上げる。NHK『世界はほしいモノにあふれてる』に出演、女性の新しい働き方、仕事の作り方が大きな反響を呼んだ。
会社を辞めること自体は、全然怖くありませんでした。それより、嫌なこと、自分が納得できない仕事をすることで“自分自身が腐っていく”ことの方が怖かった。まぁ、わがままなんですよね、協調性ないですし。
嫌なことというのは、例えば上司の言うことや意見に納得していないのに、合わせなければいけないこと。バイヤーの仕事で、自分が好きではないものを買い付けなければならないことや、自分がいいとは思えないものを買わなければいけないことが、とてもイヤでした。だって、買い付けてきたものに関しては、自分で責任を持ちたいですよね、自分が買ってきたものだから。
胸を張って、「これが私です」と言えない仕事をしなければいけないのが苦しくなってしまった。それで会社を辞めたんです。だから、42歳で『ファティマ・モロッコ』を始めるときには、絶対に自分の思いを曲げないと決めていました。100人中99人が「これ嫌い」と言ったとしても、自分が好きだと思ったら買うという信念、それは今もずっと持っています。
“これが正解”っていうことはないんですよね。何が正しくて、何が正しくないかということではなく、ただ自分の思いに正直なことが、一番自分が楽しく生きていける道なのかな、と思ってやり続けています。
その代わり自己責任だから、自分で責任を取らなければいけない。それはどんなシチュエーションにも通じることですよね。でも、それさえ頭に入れておけば、むやみに人に合わせる必要はないし、逆に人に合わせたところで、人は責任とってくれないわけですし。自分の直感を信じて、好きだと思う気持ちを信じてやっていくことが、巡り巡って最後には自分に戻ってくる。だから、自分を信じることが、自分を幸せにする道だと思います。
とは言え、お店を始めた当初は、「今これが売れているから、うちでもやってみようかな」なんてよこしまな気持ちを持ったことはありました。そういう心の揺れはもちろんあります。でも、最終的には必ず後悔が残ってしまうので、なるべく周りは気にしないことにしています。
お店を始めて、色々と順調に回りだすまでに3年ぐらいかかりました。最初の1年ほどはスタイリストと二足のわらじでやっていたので、スタイリストで得たお金を全部つぎ込むような状態。その3年間はいつもお金がなくて、銀行の残高5千円なんていうこともざらにありました。
もちろん売り上げがなければ家賃も払えないし、物も仕入れられない。資金繰りの面では大変でしたが、じゃあそのために何でもやるのかって言ったら、それはしなかった。身の丈に合ったことでやる、無理はしない。
例えば売上が欲しいのなら、何だって売ればいいという話になるわけです。でも、好きなことをしたいのか、お金が欲しいのかと考えたときに、私は好きことでお金を稼ぎたいと思った。人のモノマネだったり、好きではないけれど流行ってるからといって、それを売ってお金を稼ぐことができても、虚しさしか残らない。だから“自分にとっての優先順位は何か”を常に考えます。自分が好きなことを貫いて、それが結果的にお金になってくれるのが一番幸せな道なので、そこはもうブレないですね。
やっぱり好きなこと、やりたいことが最優先されないと、自分の思いは人に伝わらないと思います。それが物であれ人であれ、自分の好きなものとか好きな人、好きな国、私の場合だったらモロッコですが、そのときの自分が本当に好きじゃないと、その思いは誰にも伝わらないと思うんです。
誰かのことを好きになったときには、自分の気持ちが一番大切ですよね。この恋愛のときの、“他の人になんて思われようと、誰に反対されようと、好きなものは好きだ”という気持ちに似ているような気がします。「何でモロッコが好きなの?フランスじゃないの?」と言われても、説明つかないですよね。
言葉にはできないけれど、この“好き”という気持ちは誰もが持っていると思います。ただ、それに気が付かないでいる。このとてつもないエネルギーを秘めた気持ちに気付けないなんてもったいないと思いますが、自分のことってなかなか分からないものですよね。私も海外旅行が好きでいろんな国を旅して、好きだなと思った国は何度か行ったりしましたが、モロッコに出会ったときに、この国はちょっと違うと思ったんです。
「仕事にしよう!」と思ったのが40歳のとき。そう考えると、私自身、情熱を傾けられる“好き”というものに気付くまで、40年間さまよい続けていたわけです。だから本当に好きなことに気付くのに、年齢は関係ないんだと思います。60歳で気が付いたらそこがスタートだと。
好きなものが分かって、これをやりたいという目標は見つかった。でも「本当にそれができるのか」という不安な気持ちはありましたし、周りの人に「スタイリストの仕事がうまくいっているのに、なんでわざわざそんな仕事をするの?」とも言われました。でも自分が決めたことだから、その時はもう迷わず、突っ走っていましたが……。もちろん失敗のリスクはあると思っていましたが、自分の手元にある資金の範囲でやりくりすると決めていたので、失敗してもゼロになるだけ。ゼロになったらもう1回やり直せばいいと割り切っていたので、それほど失敗に対する恐怖心はありませんでした。
このコロナ禍までは1年に6回、2ヶ月に1回ペースのモロッコ渡航を14年間続けていて、4年前に100回超えを果たしました。
「モロッコなんて遠いから、お金も時間もかかって大変でしょ」とよく言われますが、最初の頃は一番安く行けるミラノ経由のエコノミー席で、一番安い時期を選んで、往復12、3万円で行っていました。通い出したのが40歳でしたが、行くときはワクワク、ルンルン気分で、帰りは疲れ切って爆睡して帰ってくるので、苦に思ったことありませんでした。
それに、自分が行って、目で見て、触って、買って、作って、という自分の感覚だけが頼りだったので、行くことに意義があったんですよね。モロッコのマラケシュという街で買い付けをしたときも、好きなものを買ってくるだけじゃなくて、“どんなところで、どんな顔をしながら、どんな手で作っているのか”ということが気になって仕方がなかった。だから、気になる商品が作られている街を全部見て歩いたんですよね、モロッコの国内中を。なんでこれがここで作られているのかというそのルーツも含めて、そのもののすべてが知りたかったんです。
もちろんさっきも言ったように、人任せでやる仕事には興味がなかったので、やる以上は自分が動かないといけないという気持ちもあります。人に任せることができたら、もっとビジネスもうまくいくのかもしれないのですが、私はそれができない“たち”なので、必ず自分ですべてやっていましたし、これからも自分でやっていくと思います。自分のブランドですから。
ファティマモロッコのアイテムは、主にセレクトショップやアパレルショップで販売しているので、緊急事態宣言でのクライアントの休業の影響は少なくありません。さらに、以前取材、放送された『世界はほしいモノにあふれてる』の本が昨年の4月に出版されて、その出版イベントやそれに付随する百貨店のイベントなどがいくつか決まっていましたが、それらがすべてキャンセル。イベント用に作ったポップアップや準備していた雑貨などの行き先がなくなってしまうなど、いろいろと大変でした。
でもあっという間に1年経って、なんとか続いています。
昨年、コロナが騒がれ始めた頃は、「日本は、世界はどうなってしまうんだろう」とか、「もうこのままモロッコに行けなくなったらどうしよう」など、得体の知れない恐怖がありました。きっと皆さんもそうだったと思います。でも1年経ってだんだん情報が整理されてくると、「こういうものなんだ」みたいな、慣れのような心境になり、ジタバタせず、今をやり過ごすことができるようになってきました。
キャッシュフローや買い付けのことなど、日々のことで悩みはつきませんが、私の中でファティマモロッコを続けるということに関しては、まったく揺るぎはありませんでした。だって続けるに決まってるんですから。
このコロナ禍で断捨離がブームになりましたよね。私もご多分にもれず、家の中を掃除しまくって断捨離しました。それは物だけにとどまらず、気持ちの断捨離だったり、人間関係の断捨離だったり……。いろんなことを整理して、自分が身軽になったときに、初めて自分の芯が見えてきますが、私の場合、「やっぱりモロッコなんだ」ということでした。この自分の気持ちが再確認できたのは、大きな収穫だったと思います。そしてまた、その気持ちに気付いてしまったからこそ、モロッコに行けない日々が本当に辛くて、先日、1年ぶりに強行突破で2週間行ってきました。丸々1年行けなかったので、現地に降り立ったときには感極まって泣いてしまいました。
そういう意味では、このコロナの不安や、先が見通せない不透明さ、混乱の中で、最後に残ったものが何かを知るチャンスでもあるわけです。例えば今までは惰性で遊んだり、食事に行っていたお友達がいたと思います。だけど、今のように誰とも会えなくなったときに、「会いたい!」と思う人が本当の友達、本当に好きな人なんだと気付けるのではないかと。そうやって自分の周囲を整理して、自分を身軽にしたときに、一番大切なものが見えてくるんだと思います。私の場合は、明確に見えてきました。
今までは本当の自分の気持ちに気付かないふりをして、周りに合わせていたところがあると思います。でも、これからは自分の好きなことをして、好きな人と会うというように、生活をシンプルにしていっていいんだと思います。憎きコロナですが、それで自分の余分な部分が削ぎ落とせたわけだから、この機会を生かした自分のブラッシュアップを続けたいですよね。せっかくダイエットできたのに、リバウンドはしたくないですから。
好きなことって、本当に長続きするんですよね。無理に長続きさせようとすると辛くなるけれど、心の底から続けたいと思っていると自然と長続きにつながる。飽きることなく、ずっと大事にできることだけが残って『ファティマ・モロッコ』になったから、売上が減ったとしても、私にとってかけがえのない宝物です。
お金のためとか、自分のステータスのためだけに頑張り続けるのは大変ですよね。もちろん、お金は大切です。お金がなければ何もできないから。でもお金が先に立ったら続かないと思います。自分の本当に好きなことに気付き、そこから出発すれば、あとは頭を使って考えていけばいいこと。自分の好きなことをどうやって伝えていくか、人にどうやって知ってもらうか、そういうことは“好き”という思いや力が大きければ大きいほど、周りの人に伝播して、新しいアイディアや出会いがどんどんつながっていくはずだから。
好きなことだから必死になれるんです。好きなことだから情熱を傾けられるんです。だからこそ、自分の“好き”を、もっと真剣に見つけてほしいと思います。
「透明」を特化し
ビジネスを確立
インタビュアーの前置き
「透明」を色として認識したことはありますか?
正直、私は「透明」を色として認識したことはありません。
「透明」は無味無臭。「空白」または「存在しない」もの。そして、そもそも「透明」について考えたことはありませんでした。しかし、この「透明」が「存在する」ものであり、心を揺さぶるような美しさを持っている事を教えてくれたクリエイターさんが透明愛好家tomeiさんです。
透明愛好家tomeiさんは「透明」の美しさを際立たせたスイーツや表現、世界観をSNSで発信し、瞬く間に話題となりました。2020年『世界一美しい 透明スイーツレシピ』(KADOKAWA)を出版。メディアでも紹介され、仕事の幅が一気に広がったといいます。
しかしその「透明」を表現する以前は「透明が好き」ということを誰も理解してもらえないのではないか、という葛藤もあったそうです。しかしその後、その葛藤が実は「最大の武器」と気付ける瞬間に出会います。
またクリエイターとして独立するにあたっての不安、表現を絞り込むことで仕事の幅が狭くなるリスク、また一時の話題で終わらせずに今後どう展開していくのか。自分の好きを活かしながら仕事も得ていくための心得等、Q&A方式で伺いました。
■tomei/透明愛好家 クリエイター 東京都出身。透明なものをこよなく愛し、自ら作ったり集めたりしたものを、SNSで発表し話題を呼ぶ。以後、SNSを中心に、書籍や雑誌などで活動中。夢は透明な博物館をつくること。2021年よりフリーランスにて活動する。
究極のシンプルに舵をきったかと自分に問いかけてみると、実はそうでもないのかもしれないというのが本音だったりします。「透明」という存在は自身の好きなものの中の一つです。好きなものはいくつあってもいいなと思っていて、一つの光が「透明」に照らされたような…気持ちとしてはそんな風に捉えています。
今は、透明愛好家として活動する他にもフリーランスで写真や動画の制作関連のお仕事をしたりしています。表現方法のひとつとして、写真や映像に出会ったのは本当にここ数年のことで、もともと小さい頃から絵を描いたり、お菓子を作ってみたり、服、キャンドル、アクセサリーなど、 気になったものは作ってみるといった感じで細分化しないまま、ものづくりそのものを楽しんでいました。
それらを経て思うのは、写真や動画を通して伝える他にも、こうして言葉を綴ったり、 雑貨を集めてみたりなど、好きを表現する方法はたくさんあることを日々実感しています。
作風というのはその人らしさが表れる良さがつまっていると私は考えています。「作風」というのは捉え方によっては強い味方にもなり、時には人を縛ってしまう不思議な存在で、 あまり意識をしすぎない事も大切なのかなと思います。その人らしさというのは小さな変化を積み重ねていくうちに自然と滲み出てくるようなもので。
「透明」に関しては、「好き」という気持ちで始めたものですから、メリット、デメリットなどで天秤にかけることをあえてしていないのはあります。
透明愛好家としてお仕事をする中で、「作品との調和」という点では自分の中で葛藤が生まれる時はあります。
それは自分ひとりだけの作品ではないからこそ生まれるもので、お互いの世界観を引き立たせながら作品を落とし込んでいく上で大切な要素であったりします。
自身にとって作品作りは、作品だけで完結ではなく作品を置く空間や新しい要素と合わせた時に、心通わせるように多種多様な要素を紡いでいってようやっとその形ができあがります。そうした葛藤の先には、やはり自分ひとりだけでは辿り着けないような新しい気づきがあったりして、料理のレパートリーが広がるみたいに、葛藤すらも楽しんでいくようにしています。
SNSで応援してくださるフォロワーのみなさんが背中を押してくれたことは大きかったかなと思います。
フリーランスになる以前は、平日は朝、透明な写真を撮影した後、会社員として働く傍らで、 休日は写真や映像のお手伝いをしながらといった3足のわらじというんでしょうか。そんな生き方をしていて、透明愛好家としての作品作りのご相談をいただける機会が 嬉しいことに増えてきたこと、そして自分と向き合った時にこれから何をしたいかと問いかけた時に、透明愛好家としての時間をもっと作っていきたいという気持ちになったことがフリーランスへ踏み切る一つのきっかけになりました。
今の時代は色々な生き方があると思います。会社に勤める傍らでものづくりをしたり、 趣味の延長線にあるものであったり、専業で専念したりなど。 自身としてはただ「やれなかったことがあって後悔しないように。」
それだけは大切にしています。そのやりたいことにしっかりと向き合っていくための選択肢としてフリーランスの道があったという感じです。
あとは、「自分が良いと思った人生を選択した先にはどんな未来が待っているのだろうか。」という一つの好奇心が自身を動かしているんだと思います。
「透明」はずっと昔からあり続けていて、それらを再認識してくれる方が多いか少ないか。流行り廃りというのは一つの波の流れのようなものだなと考えています。
もちろんひとりでも多くの方の目に触れてもらうことは嬉しいですが、たったひとりでも心に響くようなものであることが何よりも嬉しいので、あまり流行り廃りという物事に関しては考え過ぎないようにしています。 波には抗うことなく、流されるがままにです。
作品作りの幅ついては、「ゼリー愛好家」というよりも「透明」という色そのものが好きなので、そこに色があり続ける限りアイデアは広がっていくと個人的には考えています。 ゼリーという食べ物に限定されるレパートリーよりも透明色を用いたものの種類は豊富です。
透明な料理、雑貨、インテリア、建築、アート…etc 「透明」は組み合わせ次第でアイデアの引き出し箱を増やしていける材料のようなもので、そういった点ではマイナーなようで、幅が広がりそうな自分の「好き」や「興味」を掘り下げてみると、新しい世界が広がるきっかけになるかもしれませんね。
アドバイスをすることがなんだかとても恐縮で、ひとつ自分の経験をお話するなら、透明愛好家として活動を始める前に、あるとき友人たちとの雑談の中で、「好きな色を3つ教えて。」と聞かれた際に「白、水色、透明。」と咄嗟に口に出したことがありました。
「透明を色だと思っているんですね。」と返された時が周りと自分との違いに気づく瞬間でした。
他人との違いに思い悩む事もありましたが、今思い返すとその違いに気づけることはかけがえのない時間だったと思います。自分のことは自分が1番わかっているようでわからない時もあったりするものです。
自身が道に迷ったときに導いてくれたのは、意外とすぐそばにある日常そのものだったりします。 それらは人を介して気づく事もあれば、一人で過ごす余暇の時間にふと気づく事もあるかもしれませんね。
「何かに立ち止まる瞬間も、悩みや失敗があったとしても、それらが無駄になることはないですよ。」とだけ一言伝えます。
時にまわりを道することで学ぶ経験は、時を経るごとに確かな気持ちへと変わると信じて、今も昔も、そしてこれからも起こりうるものごとを受け入れていけたらと思います。
tomeiさんの言葉の中で、これがとても響きました。
自分のことって実は案外、分からないものだなぁと感じます。
年齢を重ねても「自分がどうありたい」のか「どうなりたい」のか、意識して考え、自分と向き合わう時間を持たないと、誰も答えを教えてくれません。また「自分はこういう人だ」と思っていても、周りの人からの見え方が異なっていることもあるかもしれません。自分で自分を思い込んでしまっていることって、実は結構あるのかもしれません。
特別なスキルや好きなことがない私でも、自分で何かを始めたいと思うようになり、Ⅰam編集部として取材する中で思ったことがあります。
それは日々自分自身の声を聴き、人から向けられた自分への言葉にも意識を向けてみること。自分のことを考える時間を少しでも持つことです。
時間は有限です。意識しないとあっという間に時は経ちます。特に私と同じように、自分のことを一旦置いて、仕事や家族・家事や育児と、自分以外の事に時間が埋められていく真っ只中の世代の方には、1日のうちの数分でも「自分の声を聴く」時間を持つと何かが見えてくるように感じます。
「自分には何もない」のではなく、「自分のことに目を向けていない」だけ。tomeiさんの言葉から改めてそのことを感じました。
2児の母、勢いで
「未経験開業」
インタビュアーの前置き
赤いワーゲンバス風に改造した軽ワゴン車で、福岡県久留米市を拠点に町中に現れる移動式本屋さん。それがるーこぼんです。車の後ろに手作りの棚を設置して、イベントや、マルシェ、キャンプ場、住宅展示場など、様々な場所で出店しています。
2018年に移動式本屋・るーこぼんを始めたRucoさん。本屋さんを始める前は、栄養士、通販会社、フリーライターと、2度の転職。会社とぶつかったり、人間関係に苦しんだり、納得がいかない仕事にモヤモヤしたり…曲がったことはしたくない気持ちが強く、「うまくやりなよ」と言われるけどなかなかできない。かなりの生きづらさを抱えていました。
そんなRucoさんが本屋さんになりたい!という夢を見つけ、生きづらさを乗り越えて自ら夢を叶えられたのは何故か、伺ってきました。
■ruco 鹿児島県生まれ。福岡県久留米市を拠点に、赤いトランク一つの本屋さんを経て、ワーゲンバス仕様の移動式本屋「るーこぼん」を2018年よりスタート。2児の母。栄養士・調理師・製菓衛生師(パティシエ)免許を持つ。
子供の頃にお店屋さんごっこをしている時から、絶対自分は商売をしないしできないから、自分のお店を持つことはないんだろうなって悟っていました。その頃からどこかにお勤めするってことしか考えてなかったんです。
今思えば、当時母が看護師をしていて、一緒に暮らしていた祖父も営林署に勤めていたんです。周りの子の家もみんなどこかに勤めていたから、自分でお店屋さんや社長になる選択肢になかったのかもしれないですね。
社長とか代表とかって、テレビの中の話だと思っていました。
栄養士になりたいなと思って高校は調理科に入って、専門学校も栄養士の専門学校に入ったんです。文系とかではなくて、手に職をつけてしっかり就職できるような道を選んでいました。
栄養士を選んだのは、ごはんで人を元気にしたいと思ったからなんです。
給食委託会社に就職、晴れて栄養士になったものの、栄養士はなかなかブラックでした。
最初は調理場でパートの方たちとひたすら調理をする仕事。
次に配属されたところで栄養士らしい仕事を任せられましたが、人手不足で、朝の5時から夜の9時までずっと現場にいて、1か月の休みが3日しかなかったり、残業代もちゃんと出なかったりして、手取り8万くらいの生活だったんです。さすがに体を壊してやめてしまいました。
ご飯で人を元気にしたいと思って始めたのに、会社から言われた範囲内で献立を作るとなると、冷凍食品や加工食品とかを大量投入しないといけない。それは違うと思って。患者さんにとっての唯一の楽しみであるお食事がこれでは…とすごく悶々としていました。病院にもともといる栄養士さんも同じ考えで、会社の方針との板挟みになってきつく当たられることもありましたね。
夢破れた次はOLになろうと思って(笑)
安易な気持ちで、通販会社に転職。企画販売の部署で栄養士だったっていう理由だけで健康食品担当に。そこで、商品の企画もするんですけど、毎月送るDMやチラシのラフとかを書かせていただくようになったんです。
会社にいるときって、当たり前のことなんですけど、社長とか上司の考えを反映しないといけないところもあって、自分がどんなにお客様のことを考えても、経営者としては売り上げのこととか利益のことだとかを考えないといけない。よく会社と対立してしまったりぶつかってしまったりしました。会社の利益の追求とお客様のことを考えることは両立することは難しいんだってそこで知りました。
周りの人はすごくうまくやっていたんですけど、私はゴルフができなかったし行こうとも思わなかったので断っていましたし。多分私は頭が固く、馬鹿真面目だったというか、要領悪かったんですね。それでかなり生きにくかった。若いときはちゃんとした本も読んでなかったですしね。
だからだいぶうちのめされたというか、世の中のちょっと苦い部分を一気に経験しましたね。
2度目の退職後、お世話になっていたデザイン会社さんからのライターをしてみたらというアドバイスで、ライターの道に進むことになりました。これまでの組織の中での生きづらさからは解放されたんですけど、自由になったら自由になったで、見通しが甘かったというか。
最初の頃は、手当たり次第に見つけた仕事に飛びついていっていました。
アフィリエイト目的の健康情報記事なんかも書きました。当時福岡にあったママライターのコミュニティに顔出すようになってからは、女性起業家の取材で記事を書かせていただいたのがきっかけで、福岡の起業女性の方々のゴーストライターとして、ブログを代わりに書いたりしていましたね。
ありがたいことに、いろんな方がいろんなところでつないでくださってお仕事が広がっていきました。
やっと自分らしく仕事ができるようになったと思っていたのですが、また変な悪い癖が出ちゃったんです。案内文を書いているセミナーとかも、ちゃんとしたものばっかりじゃなかったので、子供に寂しい思いさせて、毎日こんなイライラしてまで私は何を書いているんだろうかってちょっとモヤモヤし始めてしまったんです。考え出したらもう止まらなくなってしまいました。
人に嘘をついてだますような文章を書くことが耐えられなくて、割り切れないというか。融通が利かなかった。
そうやってモヤモヤしていたときに出会ったのが、東京都江戸川区にある書店「読書のすすめ」の清水店長の本。読んで、もっと本を読まなきゃなって思ったんです。それでその本で紹介されている本を片っ端から読み漁っていたんですけど、まっすぐ夢や志を追っかけてる人の本がすごく多かったんですね。
不器用で馬鹿真面目だけど“私はまっすぐ生きてもいいんだ”ってすごく勇気をもらったんです。
仕事として割り切るのも時には大事だけど、私の文章を読んで元気になったり、幸せになったりとか、いい方向に行くような文章が書きたいって想いに、素直になっていいんだって思ったんです。
頭が固くて、生きづらさを抱えてきた人生が、ふっと楽になった瞬間でした。
私自身、たった1冊の本を読んで、こんなに変わると思ってませんでした。
本って「ぴしゃっとしなさいよ」って言ってくれる本もあれば、「ちょっと肩の力を得てフワッとやりなよ」みたいな本もあって。右に傾きかけたらちゃんと今度は真ん中に戻してくれるような本があるんです。これまで世の中の両極端を経験したからかもしれないんですけど、自分のちょうどいいところが見つかってきました。
本を買い漁ってめちゃくちゃ読んでいる姿を見た知り合いが、「そんなに本読むなら本屋さんになればいいのに」って言ってきたんですよ。それで、「あ、そっか、本屋さんになればいいんだ」って思ったんですよね。
本読んで、それが仕事になるなら最高じゃない?って。
読書を通じて生きやすくなってきたときに、本で学んだことや、「こんな本を読んだらいい」っていう提案を誰かに伝えたいと考えていました。最初はライターの枠の中で考えていたんですけど、その知り合いがライターの外側から言ってくれたので、本屋さんになって伝えればいいって気が付いたんです。
「読書のすすめ」も、お店に来た方の話を聞いて悩みに合わせた本をオススメしているんです。そのことを聞いたとき、本を通して人を元気できる人がいるんだなって衝撃を受けたんです。
私もそういう風になりたいと思いました。
もちろん失敗したらどうしようってめちゃくちゃ考えましたが、でも失敗したら最悪パートに行けばいいやって思っていたんです。お金の失敗はパートをすれば取り戻せるからいいやって。もともと地元を離れていたので、私のこと知らない人ばっかりだから失敗したとしても自分が傷つくことはないだろうなって思ったんです。怖いものなんてなかった。
本屋開業を具体的に模索し始めた時、女性起業家交流会にちょこちょこ顔を出していたんです。そこで「どんな本を置くんですか」って聞かれたので、持ってった方が早いなと思って、赤いスーツケースいっぱいに本を詰めたのが始まりです。スーツケースを選んだ理由はただ「重かったから」ですね(笑)
その時に、トランク一つの本屋さんなんですねって言われて、「あ、それいいですね」って。それからは起業家交流会に行くときに本を紹介したりとか、あとは本を選んでほしいっていう人に、その人に合わせておすすめの本を紹介していました。大きな宣伝はしていなかったので、知り合いの人に頼まれてました。当時はまだ新刊の仕入れができていなかったので、自分が読んだ本を貸す形でした。だから利益はゼロで、本貸して感想を聞いて、お茶おごってもらってほっこりするところで終わってました。
それを2年くらい続けていました。ライターを完全に辞めたわけじゃなかったので、ライターでいただいたお金を全部つぎ込んでいました。
お金的なところで成果も全然出てないけど、その2年間でなんとなくできるなっていうところがつかめたんです。
もちろん「ほとんどボランティアで私何やってるのかな?」って思ったこともありました。でも、そう思い始めたころから、「家で読書会していいよ」とか、「マルシェに出てください」って言ってくださる方が出てきました。さらに、これまでは自分が読んだ古本でやっていたのが、子供の文化普及協会さんから新刊も仕入れられるようになったんです。
2年間はスーツケースを引っ張りながら、「本屋さんやるならお店かな?車かな?」と思いながら過ごしていて、みんなからはこの人動かないのかよって思われていたと思います。
そんなある日、仲良かった方とのインスタライブで、「この子、来年ワーゲンバス買って移動本屋さん始めるから」って紹介されて、「あ、私来年ワーゲンバス買うんだOK」みたいな。その一言でやるしかないって思ったんです。ちょうど2人目を妊娠中で、大きなおなかで金融機関に行きました。
その年の3月に子供を産んで、6月には融資が下りて、軽ワゴン車を購入。工場にカスタムをお願いして12月に納車。1回目のマルシェがなんとその2週間後。
本棚どうしよう!ってなったんですけど、プロに頼む時間もないし、父が大工さんだけど遠くて呼べない。でも赤ちゃんいるし大変!ってなって、とりあえず子供を抱っこしてホームセンターに行って本棚を組み立てて何とか間に合わせました。
念願のるーこぼんカー
2人目は生まれたばかり。はじめての借金。でもガツガツ動いたっていう感覚は全然なくって、まわりの方に動かしていただいたっていう感覚が強いんですよね。
売っているものが自分が生み出したものだったら、多分自信なくしてたと思うんですよ。
でも、本って他の方が書いてて、素晴らしいからこそ世に出ているわけであって、それが売れないわけがないし悪いわけがないっていうのが自分の中にあったから、自信もって人に勧められた。
最初は選書は「読書のすすめ」さんにお世話になっていたので、その影響が強かったんです。それもあって間違いないと自信を持てたんです。
今お勧めできる本だけでも、うちのクローゼットが満杯になっちゃうくらいはありますね。
ワーゲンバスで本屋さんを始めてから、子供がちっちゃかったのもあって、おんぶしながらできる限界でやっていると、やっぱり普通の本屋さんと比べられたときに、どうせ主婦のままごとでしょみたいな感じで言ってくる人も来始めたんですよね。逆にそれが、ここをこうしようとか、もっとこうしようという工夫につながったので、いいスパイスがきき出したなっていう感じでした。
それに本屋さんって全然もうからないんです。うまくいっても微々たるもので。本屋さん始めてから一回も黒字になったことはないんです。でも楽しいからいいかなと思っています。
今のところ仕入れには自信があるので、もうけがなくても本は悪くないと思っているんです。これまでは、子供が小さくてブログが書けないけど、もっと時間できたら、いろいろできることがあるのでは?と思っています。
それに、ここまでくると、応援してくれる人が増えているんです。だからここでやめたら申し訳ないと思っています。出版社や著者とやり取りできる機会も増えている中で、私自身出版社や著者のファンになってしまって頑張ってしまうんです。
まだまだ本がガバッと仕入れて売ることができないから皆さんに申し訳ないなと思いながら毎日過ごしつつ、恩返しできてないからやめられないという気持ちで続けています。
私が本屋さんやめても、何も変わらないかもしれないけど、私から本を渡したい、応援したい人もいるんです。
本にかかわる人々に恩返しをしたいです。本に携わる人々がどれ一つ欠けても本って成り立たないことを身に染みて感じているから、まだ辞めたくないなと思います。
これからやりたいのは、今はコロナで難しいですが、キャンプしながら全国回りたいんです。長野県の栞日さんがやってるアルプスブックキャンプを九州でやるのが夢です。初めて知ったとき、あまりに素敵すぎて栞日さんに思わずメールしてしまいました。福岡で大きい本のイベントはあまりないので、どかんと本が楽しくできるイベントをやりたいと思っています。
本っていろんな可能性があると思っています。いろんなものとコラボできるし無限に幅があると思ってます。
“哲学は食えない”を覆す!
インタビュアーの前置き
「私たちにとって労働とはいかなる意味があるのか」を哲学的思考で見てみたら……。「働くこと」と「生きること」について思考をめぐらさなかった人はほとんどいないと思います。長い歴史を振り返れば、多くの哲学者がこの難問に臨み、普遍的な答えを導きだしました。今最も注目を浴びる哲学者・苫野一徳さんに、働き方の哲学を伺いました。
■苫野一徳(とまの・いっとく) 1980年生まれ。兵庫県出身。哲学者・教育学者。熊本大学教育学部准教授。著書に『子供の頃から哲学者~世界一おもしろい、哲学を使った「絶望からの脱出」!』(大和書房)、『はじめての哲学的思考』(ちくまプリマー新書)、『勉強するのは何のため?』(日本評論社)、『教育の力』『愛』(講談社現代新書)、『「学校」をつくり直す』(河出新書)など。
私は現在、熊本大学教育学部の教員をしながら、哲学者をしています。この“哲学者“と名のれることを、とてもありがたく感じています。というのも、私は小学1年生ぐらいからずっと「なんで生きてるんだろう」「なんで生まれてきたんだろう」ということばかり考えていたので、周りの友だちから
「ハイハイ、もう面倒くさいことはいいよ」
と言われ、それによって孤独感にさいなまれてきたから。だから、“哲学者”と名乗ることで、最初から「ああ、そういう人ね」と見てもらえ、「もっと気楽に生きろ」とか「いちいちそんなこと考えなくてもいいだろう」と言われなくなり、余計なことを考えずに済むようになりました。
“哲学”を志す人には、変人が多いイメージがあるかもしれません。実際はみんながみんなそういうわけでもないですが、私の場合、哲学徒になって、自分と同じようにいろんな問題を抱え、それを解こうとする人たちが古代から現在に至るまでたくさんいることを知ったことで、すごく生きやすい人生になりました。できれば苦悩に満ちた子どもの頃の自分に、「大丈夫、君は一人じゃないんだよ」と言ってあげたいくらいです。
子どものときから過敏性腸症候群に苦しめられていて、いつも下痢をしていました。1日20〜30回、トイレに駆け込んでいたから、電車にもバスにも乗れない。トイレに行けないと思うと怖くて、家の電話も取れないし、髪を切りにも行けない。
そうやってトイレで痛むお腹を抱えながら、汗をタラタラ流しているときに、人は哲学者になるんです(笑)。「なぜ自分にこんな苦しみが襲ってくるのか」「なぜこんな理不尽な目に遭わなければならないのか」と。
それが発展して「なんで生きているんだろう」という問いになり、中学生のときには、「自分のことは誰にも分かってもらえない」「いや、分かられてたまるか!」という孤独感から便所飯を始め、その後も不眠症や神経症、躁ウツ病など、数々のしんどい思いをしてきました。
その躁ウツ病を患っている20代のとき、“人類愛”の鮮やかな啓示を受けました。今からすれば、躁状態が見せた幻影だったんだと思います。でも当時は、「世界人類はすべて愛し合っていて、過去も未来も現在も、すべての人類が繋がり合って愛し合っている」という強烈なビジョンが、本当に目の前に見えちゃったんです。それで、その人類愛思想を打ち立てようと思い、大学院へと進学しました。まあ、ちょっとおかしくなっちゃっていたんですね(笑)。
ところがその後、哲学者の竹田青嗣の『人間的自由の条件』という著作に出会いました。その本には、人類愛を含むさまざまな「理想理念」が、どれだけ脆弱な思想であるかということが論じられていました。人類愛にせよ、絶対的な他者尊重にせよ、こうした「理想理念」は、世界のさまざまな矛盾を前に、ただ反動的に理想を掲げているだけである、と。問題を克服するための、現実的な条件を力強く考えることができていないのだと。
それを読んだときに、私は「何言ってるんだ?」と思ったんです。だって、私には人類愛の明確なビジョンが見えていたわけですから。それで、「おのれ竹田め、論駁してやる」と思い、彼の本をひたすら読みあさりました。ところが読んでいくうちに、逆に完全に論駁されてしまったのです。これは今までの人生で一番苦しい経験だったかもしれません。今まで自分が確かだと思っていた世界、思想が、自分も含め、すべて崩れ去ってしまったのですから。
実は“人類愛”は、それまでの孤独の反動から、私が無意識のうちに強固に作り上げた世界像だったんですね。これを確信することで、今までの自分の人生を何とかして立て直そうとしたのだと思います。心の病を患い、それまでの人生を苦しんで過ごしてきた。それがある日、躁状態の時に、“人類愛”の啓示を受け、すべての問題が一気に克服された。
ところが、そうやってやっと自分を立て直すことができたはずだったのに、竹田哲学との出会いでそれが全部壊れた。これは、生きている意味も、世界の意味も、すべてなくなるという経験でした。そして史上最大のウツになりました。
でも、そんな私を立ち直らせたのも、哲学でした。
哲学の一番のキモは、「物事の本質を徹底的に考え抜いて解き明かす」ということです。私が作り上げた“人類愛”は、ある意味、強烈な世界像を描くことで自分がその中に没入できる、一種の“没我体験”でした。その中にずっといられるのであれば、それはそれで幸せなことだったとは思います。でも、それができなかった。そして壊れた。
壊れたけれど、この自分の世界を壊した哲学に対して、「なんだ、このなんとも言えない威力は!?」という感覚も得たわけです。そして、「自分を壊したけれど、きっと自分を立て直すための思考の原理がここにある」と確信しました。
そして実際に竹田に会いに行って弟子になり、共に修行する日々を過ごすようになり、気づけば哲学徒になっていたわけです。
竹田の弟子の修行は、まず主要な哲学書をすべて読むことから始まります。最初の2〜3年で、プラトンなど古代から現代の最新哲学まで、大事なものはほぼすべて読むのです。読み終わったら1冊について3万〜5万字ほどのレジュメを作り、それを持って竹田と議論する。それを週に1〜2回、丸1日行なった後に飲み会に突入するわけですが、その飲み会でもずっと議論をする。本当に片時も休むことなく、文字通り哲学漬けの毎日を送りました。
人類が思い悩むことって、意外に似たりよったりのところがあるんです。そしてそんな問題の中には、2500年の哲学の歴史の中ですでに解かれているものも多い。だから古代から現代までの哲学書を全部読めば、今自分が考えている問題についても、何をどう考えれば問題は解けるか見えてくるんです。
「下手な考え、休むに似たり」で、ただぐるぐる考えていても、どこにも行き着かない。でも、2500年の哲学の英知をインストールすることで、「もう解けていたんだ」と気づく。その思想のリレーのバトンをちゃんと受け取り、哲学者たちがどんな問題をどう解いてきたかを知り尽くすことで、誰も解いていないような問題に挑んでいくことができるんです。
そして何よりも、このときの修業で、「ちゃんと一歩ずつ積み重ねていけば答えは出る」という感触をつかむことができたこと、これが今の自分の支えになっています。
そうやって哲学を学ぶことで、自分の問題の本質を理解し、それをどうすれば解いていけるかが分かるようになり、自分なりに “人類愛”を内省したときに、
孤独を埋めたい欲望だった
ということをはっきり自覚しました。
哲学に『欲望相関性の原理』というものがあります。「我々は自分の欲望に相関的に世界を認識している」という考えですが、これを知ったときに、「結局、私は自分の孤独を何かで埋めたいという欲望があって、その反動で人類はみんな愛し合っているという幻想を描き出した」という本質に気づいたんです。
この“本質”が分かれば、問題の半分は解けたようなもの。
なぜなら、私達が苦しんでいるときは、そもそも何に苦しんでいるのか、その“本質”が分からないことが多いから。だからその本質が分かり、それを自覚するだけで、思考をどこに向かわせればいいか、どう行動すればいいかが見えてくるのです。
とはいえ、自分の抱えている問題の本質を見ることは、つらいことでもあります。私の“人類愛”も、本質が分かってから手放すまで、数年かかりましたから。
「哲学をやっても飯は食えない」とはずっと言われていることで、師匠の竹田青嗣も30歳までフリーターでしたし、彼の元に集まってくる、熱い思いを持った哲学徒たちも、みんな将来に不安を抱えています。大学における哲学教員のポストが少ないということもありますが、そもそも学問の世界で仕事を得るのは、運不運も大きく作用します。
私の場合、大学院の博士課程のときに、日本学術振興会の特別研究員になることができ、3年間はなんとか哲学三昧でも食いつなぐことができました。が、その後は就職先が決まらず、結婚して子どもが生まれたこともあって、本当に「これはまずいな」という時期がありました。そんなときでも、哲学を諦めるという選択肢はありませんでした。
師匠の竹田が私の結婚式のとき、妻に「一徳は哲学しかできない奴だから、これから苦労もするかもしれないけれど、理解してやってくれ」と言ってくれたのですが、実際、竹田の元に集まるのは、みんな哲学をしないと死んでしまうような人たちばかりです。
だからこそ、自分の切実な哲学的関心を、とことんそれにのみ集中して探求できる今の仕事は、私にとって天職だと思っていますし、同時に、多くの人が同じような問題に関心を持ち、「なるほど、こう考えればこの問題が解けるんだ」と感じてくれるのは、本当にありがたいことだと思っています。
哲学者になる前は、恥ずかしながらミュージシャンや小説家、“人類愛教”の教祖さま、教育事業など、さまざまことを目指したり、実際にやったり、いろいろあがいてきましたが、やっと哲学に出会って自分らしくいられる、一番しっくりする生き方だと思えるものにたどりつけました。それまでは本当にバランスが悪くて、哲学のおかげでやっと統合されたという思いがあるから、もうそれを手放すという考えはありませんし、もし仕事にならなかったとしても、自分の大事な探求として、仕事とはまた別にやっていたと思います。
哲学が探求するのは“絶対の真理”ではなく、
「なるほど、その考え方は本質的だ」
と、みんながうなってしまうぐらい、徹底的に考え抜かれた物事の“本質”です。そうやって導き出された“本質”を底に敷いて、それにまつわる問題を解いていくということが哲学であり、哲学者の仕事だと私は考えています。
私にとって最も重大で、子どものときから何とかして解きたいと思ってきた問題。それは、「多様で異質な人たちが、どうすればお互いに承認し合い、了解し合うことができるか」ということでした。そして、この問いは、現代の人類や社会にとっても切実な問題でもあると感じています。
この問題については、すでにヘーゲルが200年以上も前に、「自由の相互承認」という考えを示しています。
人類は1万年以上もの間、「自由」をめぐる命の奪い合いを続けてきました。でも、もし私たちが、そんな戦争をやめ、平和で自由な社会を望むのならば、「自由の相互承認」の原理に基づく社会を作り合っていくほかにない。お互いを対等に「自由」な存在として認め合うことを、一番大事なルールにした社会を築くほかないのです。
とすれば今度は、この「自由の相互承認」を実質化するための具体的な方策を考えていかなければなりません。法や政治、そして教育はどうあるべきか、など。私自身は、これまで特に教育についてさまざまな提言を行ってきました。
考えるべきは、そうした制度的なことだけではありません。もっと、いわば実存的な条件も考えていく必要があります。
そのある種の究極的なテーマとして、前に『愛』(講談社現代新書)という本も出しました。「愛」とは何か、それはいかに可能かを明らかにした本です。もちろん、20年前のあの“人類愛”とは何だったのか、その問題にケリをつけるというモチーフもありました。
ただ、「愛」って、別に誰もが到達しなければならないようなものでもないんです。多様性の共存のためにもっと大事なことは、やはり「相互承認」です。
「相互承認」ができる、つまり他者を承認できるためには、まずもって自分のことを認められるのでなければなりません。そうでないと、人に対しても不信ばかりが先立ってしまいます。
じゃあどうすれば自分のことを認められるようになるのか。
できるなら、子どもの頃に親から絶対的な信頼と承認を与えられる必要がある。でも、それができない親も多いし、親のいない子どもだっている。
だからこそ、保育や教育の現場が、「信頼と承認の最後の砦」になる必要があるわけです。でも、今度はその先生たちに対して、保護者や世間は十分な信頼や承認を示せていない。
今、いたるところで相互不信のスパイラルが渦巻いています。それでは、多様で異質な人たちの「相互承認」は難しい。
どうすれば、この負のスパイラルを、相互承認や相互信頼のスパイラルへと逆回転させていけるか。
すでにアイデアはたくさんありますが、それらをちゃんと実現していくことも、これからの一つの仕事だと考えています。
続々
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