時間術

副業公務員に聞く「スキマ時間をしぼり出す方法」。円グラフ活用で1日5時間!

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副業公務員の驚くべき時間管理術はスキマ時間を洗い出して1日5時間。東京都職員で一般社団法人の理事を兼任する磯部健太さんに話を聞いた。

東京都の職員が一般社団法人の理事として副業をスタート。副業公務員が増えてきたとはいえ、有償で社団の理事兼務は初めてのことかもしれない。ハイパーな副業公務員の磯部健太さん(39歳)に、都職員としての仕事と副業の仕事を両立させるための時間管理術を聞いた。

【イラスト】これが1日5時間のスキマ時間を生み出す円グラフ

土日はワンオペ育児、仕事は忙しい

都政の編成は28局からなる。それぞれの局に広報担当がいて、イベントや記者発表、小池百合子都知事の記者会見などのプレスリリースが年間で1万件ほど作成される。それを一手に引き受けるのが磯部さんが所属していた政策戦略局の広報部だ。磯部さんが副業で一般社団法人公民共創サードプレイス推進機構の理事の立場でマーケティングコンサルティング務めることに。

副業をするにあたり「本業の手を抜いていると思われないために、さまざまな工夫をしています」と磯部さん。

・コスパのいい職員であるために残業をしない。
・仕事でも副業のマーケティングコンサルを活かす
・業務の効率化

を徹底しているという。

しかし株のようなほったらかし副業とは異なり、社団法人のマーケティングコンサルとなると、それなりの時間も労力も必要となる。

しかも共働きで子供が2人。小学6年生と小学2年生。奥さんは住宅メーカーの営業のため基本土日は仕事。つまり、土日の子育ては磯部さんのワンオペだった。

「仕事も忙しかったけど、育児も家事もあるのに、僕にもできる。だから、なんでできないのかなって思ってしまいます。

円グラフでスキマ時間の洗い出し

育児だけでなく、今回の副業理事、その前にはシンガーソングライターとしての活動など、忙しい中でも自分のやりたいことをやってきた磯部さん。

だからこそ時間術にはずっと取り組んできたと言う。「円グラフを作って、洗い出しをするんです」。

朝起きて

・歯磨きや顔を洗う時間
・朝ごはんの時間
・出社の時間
・会社のお昼の時間
・帰宅の時間
・夕飯までの時間
・お皿を洗っている時間
・お風呂の時間
・寝るまでの時間

細かく円グラフに書き込んでいく。

さらに、お昼休みも〈食事を食べている時間〉〈コーヒーを飲んでる時間〉〈ちょっと休憩している時間〉というふうに。

このように自分の行動パターンを解体していくと、スキマ時間が見えてくるという。そして「5時間くらいあった」と気づいたと言います。

「この5時間を副業に当てれば、すごい生活になる」と思ったそうだ。

実際にどうやって円グラフを活用するかは、この図表を参照にしてみるとわかりやすい。磯部さんが実際に、1日の行動パターンを円グラフで可視化し、そこからスキマ時間になるものを細かく割り出したものだ。

磯部さんが作成した円グラフ。1日の行動を可視化する(本人提供)
円グラフで1日の行動パターンを可視化したら、スキマ時間になるものを洗い出す(本人提供)

副業はまとまった時間がなくてもできる

しかし

起床〜出社:5分×3回=15分
      20分×1回=20分
      合計35分

昼食時:10分×2回=20分

このようにスキマ時間があると言われても、細切れのスキマ時間に副業をするのは現実的ではない。

しかしこんなスキマ時間だからこそ、スマホをフル活用するといいと磯部さんは言う。

本を読んだり、動画を見て知識をインプットする。それをスキマ時間はひたすらメモる。ちょっとした感想や気になったキーワードも忘れないようにメモする。

メモに残した細切れの文字を体系化する

「スキマ時間にちょこちょこ、ちょこちょやる。するとスマホのメモは細切れになった言葉が文字になって、記憶に定着させることができるんです」

週末の1時間くらいの大きなスキマ時間に細切れの情報をワードなどにアウトプットする。それを磯部さんは「体系化」と呼ぶ。体系化した資料は残しておく。

スマホのアプリからゲームは全て削除

さらに「全部やめたんです」を磯部さんは切り出した。スマホから、漫画、ゲーム、YouTubeのアプリを削除したという。しかし「でも一生やるつもりはなくて、3年だけ頑張ろうと思ってます」と言うように、やりたいことへの挑戦や副業をするためにはあえて、好きを諦めることも必要なのかもしれない。

チリも積もれば山となる。どんな忙しくても時間を作ろうと思えば作れると言うが、スキマ時間を洗い出すだす方法もある。スマホは、時間を浪費するのではなく、効率的に活用するために使うのがおすすめだ。

取材・文/長谷川恵子

この記事を書いた人

長谷川恵子
長谷川恵子編集長
猫と食べることが大好き。将来は猫カフェを作りたい(本気)。書籍編集者歴が長い。強み:思い付きで行動できる。勝手に人のプロデュースをしたり、コンサルティングをする癖がある。弱み:数字に弱い。おおざっぱなので細かい作業が苦手。

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